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エイズの感染経路には、主に性交渉、母子感染、輸血や注射器の事故による血液媒介感染などがありますが、全体の約8割と、最も大きな原因になっているのが性交渉による感染です。予防が何より大事ですが、もしも感染が疑われる機会を持ってしまった場合は、どこで検査が受けられるのでしょうか。
●急性感染期の症状では判断が困難
HIVに感染すると、1カ月前後くらいに、典型的な風邪によく似た症状が出ることがあります。具体的には、「発熱や悪寒、関節痛、倦怠感、リンパ節の腫れ、のどの痛み、発疹」などです。しかし、このような症状は、10日から数週間で自然に消えてしまうため、この症状からHIVの感染を知ることは、非常に難しいのです。そこで、HIVに感染したかどうかを知る確実な方法は、「HIV抗体検査」を受けることです。
●「感染したかも…」というとき、どこで検査ができる?
エイズ抗体検査は、全国の保健所または医療機関で受けられます。保健所では、匿名・無料で受けることができ、住んでいる地域以外の保健所でも受けられます(要予約)。医療機関では、有料で、匿名ではありませんが、プライバシーは守られます。
抗体検査は、少量の血液を採取しておこなわれ、1週間程度で結果がわかります。ただし、感染してから2〜3カ月たたないと、抗体検査はできません。感染の直後に受けても正しい結果が出ないので、感染が疑われる機会から2〜3カ月たったあとに受けるようにしてください。
●あなたはきちんとエイズ予防ができていますか?
性交渉によるHIV感染を予防するためには、基本的なことですが、以下のようなことが大切です。
◎不特定多数の人との性交渉を避ける
◎コンドームを正しく利用する
◎病気についての知識を持つ
【おすすめURL】 もっとエイズを詳しく知りたい人に…
★エイズ予防情報ネット:http://api-net.jfap.or.jp/
*自治体エイズ相談・検査窓口一覧情報、エイズ拠点病院情報付き。「予防関連資料室」のエイズQ&Aが、コンパクトにまとめられており、わかりやすい。
★国立国際医療センター エイズ治療・研究開発センター:http://www.acc.go.jp/accmenu.htm
*「一般・患者さん向け」のところの、「HIV患者読本」にて、治療や定期検診、薬などについてなどがひととおりわかります。
<参考資料>
- 『エイズ 発見から治療最前線まで』 医学博士 畑中正一〔著〕 共立出版
- 『現代免疫物語』 医学博士 岸本忠三・日本経済新聞社科学技術担当編集委員 中嶋彰〔著〕 日本経済新聞社
- 『免疫のしくみ』 東京理科大学生命科学研究所教授 阿部良〔監修〕 PHP研究所
- 『感染症ファイル』 国立感染症研究所 感染症センター〔協力〕 竹内書店新社
- 『殺人病ファイル』 21世紀感染症研究会〔著〕 日経BP社
- NHKきょうの健康 2002年3月
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2002年5月20日
2002年6月10日更新
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