|
なかには、異常が出るのが不安で、人間ドックに行きたがらない人がいるかもしれません。でも、健診の結果を甘く見て健康管理を怠るのもいけませんが、異常値が出ることを必要以上に怖がるのも考えものです。人間ドックは、一般的に「健康な人の約95%がおさまる数値」を正常値としています。つまり、本人が健康でもこの範囲を外れてしまうことがあるのです。また、正常値が外れたからといって、すぐに病気ということではありません。大切なのは、定期的に受け、その変化をみることなのです。
さらに、人間ドックではつい検査結果の数値ばかりに目がいきがちですが、じつは医師の問診も非常に重要なのです。検査結果が「異常なし」でも、「それ以後、次の検査まで全く病気が起こらない」ということではありません。念入りに検査をしても、例えば発見が非常に困難な膵臓ガンなど、検査自体に限界があるのも事実です。医師は問診をはじめとした診察で、その人の健康に関するさまざまな情報を集め、その人に隠れている体の変調を探り、健康管理の指導をしてくれます。
人間ドックは、検査の結果のみでなく、問診や面接指導に加え、検査後のフォローアップが受けられることがメリットだということを、覚えておいて下さい。
<参考資料>
新版 検査がわかる、結果がわかる「人間ドック」健康百科
日本総合健診医学会編 田村正責任編集 NHK出版
よくわかる病院での検査 〜健康診断から精密検査まで〜
国立国際医療センター総長 矢崎義雄総監修 別冊NHKきょうの健康
ホスピタウン 2000年4月号
【前のページに戻る】
2002年4月8日
|