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冬こそ気をつけよう!「心筋梗塞」 最終回
食事・運動、ここに気をつけよう

部屋に閉じこもらず戸外に出よう

部屋に閉じこもらず戸外に出よう イメージ 心筋梗塞を予防するためには「適度な運動」をしましょう。ここで注意していただきたいのは、「息切れを起こすほどの激しい運動」や、「息を止めなければできないほど大変な運動(重いものを持ち上げるなど)」は、かえって心臓に良くないという点です。普通に気持ちよく呼吸ができるような運動が良いわけです。

 一番手軽なのは「散歩」です。第1回目でもお話ししましたが、この寒い時期には、首を暖め、できればマスクをかけて表に出ましょう。そして体が温まってきたら、こまめに着るものを調整します。また、汗をかいたら帰宅後、面倒がらずに着替えてください。

 

減塩では醤油に注意

 1日に摂取する塩は7gを目標にします。これは食塩だけでなく、醤油に含まれる塩も計算に入れた値です。醤油はかならず小皿にとり、食事に直接かけるのを避けます。また食卓に塩、醤油をおかないようにするのも手です。塩の代わりに香辛料などを使い、少しずつ減らしていきましょう。
 市販の総菜や弁当は、どうしても塩分が高くなりがちですから、できるだけ家庭で料理するのが基本です。
 何らかの理由で、市販の総菜・弁当、または外食が続くときには、果物を多めに食べてください。バナナ、リンゴ、ミカンなどが効果的です。これらは塩のナトリウムが細胞の中に入るのを防いでくれます。とくにバナナは栄養価に優れており、朝、食欲がないときなどはバナナと牛乳で十分なくらいです。

 

「腹八分目」で「たくさん」食べよう

 塩分以外で食事の時に注意しなくてはならないものに「食べ過ぎ」があります。定年退職後の方々は、運動量が落ちていますからお勤めの頃と同じ量を食べても「食べ過ぎ」になる可能性があるのです。標準体重は「身長(メートル)の2乗×22」ですから、これを超えていたら食べる量を減らしてください。
 また、同じものを大量に食べると栄養が偏りますから、「たくさん」の種類のおかずを食べるように心がけてください。

 

何といっても「禁煙」

 心臓や血管にとって最も良くないのはタバコです。まだ吸っておられる方は、これを機会にやめるべきでしょう。最近では禁煙補助剤が薬局で買えますので、それを利用するのも一案です。しかし、本人に「その気」がなければダメです。最近では「禁煙外来」を行っている医療機関も多いので、それを利用することも可能です。悠々自適の生活を長く楽しみたいのであれば、タバコは是非やめましょう。禁煙の方法を1つ紹介します。ニコチン・タールの最も少ないタバコに替えていって、そこでやめてみるというやり方です。意外にすんなり止められることがあります。

2002年1月28日

※この原稿は循環器内科医師が監修しています。
記事の無断転用を禁じます
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