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生活習慣病を防ぐ食生活 第4回

痛風を防ぐ食事

基準体重を守ることをまず心がけよう

 痛風は、血液中の尿酸濃度の高い状態が続いたために、体内に尿酸が溜まったことが原因で、関節炎や腎臓に障害を起こす病気です。尿酸は、炭素、窒素、酸素、水素の分子からなるプリン体と呼ばれる物質の一つ。普通、どんな人の体にも一定量あり、血液などの体液に溶けて循環し、最終的には尿の中に溶けて体の外に捨てられます。ところが、何らかの原因で血液中の尿酸濃度が上昇し、体内に蓄積されると痛風になります。

 痛風を防ぐためには、まずプリン体を多く含む食品を、できるだけとらないようにすることです。具体的にあげると、レバー、いくら、たらこなどの魚卵、ウニなどです。とはいっても、プリン体を厳密に制限することは難しく、長続きしないため、最近は食品の制限はそれほど厳しくないようです。それよりも、肥満度が高いほど尿酸値も高くなることから、食べる総量を制限し、標準体重を守ることが大切だといわれています。
 また、痛風になりやすい人は、高脂肪・高たんぱくの食事を好む傾向にあるため、低脂肪で、良質のたんぱく質を適量とるように心がけましょう。バターや脂肪の多い肉を使った洋食より、魚や大豆、野菜を豊富に使った和食がよいです。

 アルコール飲料も控えなければいけません。アルコールが体内で分解されるときに尿酸が作られ、その際にできる乳酸が体内に尿酸を蓄積させるからです。どんな種類のアルコールでも控えなければいけませんが、特にビールはプリン体を多く含むため要注意です。ウイスキー、ブランデー、焼酎などの蒸留酒には、プリン体はあまり含まれていません。
 水分が不足すると尿酸が排泄されにくくなるため、少なくとも1日2リットル以上の水分をとることも重要です。水分をとる時は、砂糖を入れた飲み物や甘い清涼飲料水は避けましょう。


2001年5月14日

松崎 有子
プロフィール
 高齢者福祉や医療分野の取材・執筆を続けているフリーライターです。2000年4月、「ホームヘルパー最前線〜年寄りの暮らしと在宅介護〜」というホームヘルパーに焦点を当てた単行本を出版しました。これから、介護保険が始まって現場がどのように変わったか、を取材したいと思っています。ちなみに趣味は読書です。いや、これも仕事の一部かも知れませんねえ。
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