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生活習慣病を防ぐ食生活 第2回

高脂血症を防ぐ食事

糖分とコレステロールを控えて
高脂血症を予防しよう

 高脂血症は、血液中のコレステロールや中性脂肪が異常に増加した病気です。コレステロールも中性脂肪も、体にとってなくてはならない脂質ですが、増えすぎると血管の内側に付着し、血液の流れが悪くなってしまい、心筋梗塞や脳梗塞の引き金になります。高脂血症の原因は遺伝的素因もありますが、食事による影響の方がはるかに上回っています。多くの場合は、食生活を改善することで、高脂血症を予防できるのです。

 高脂血症を防ぐには、まず糖分の摂取とコレステロールの多い食品を控えることが大切です。糖分は、砂糖や菓子類だけではなく果物にも含まれています。果物はビタミンが豊富ですが、食べ過ぎには注意が必要です。コレステロールの含有量が多い食品は、卵黄、すじこ・たらこなどの魚卵、うなぎなどです。コレステロールには、血管の内側に付着する悪玉と、それを肝臓へ運び去る善玉の2種類があります。コレステロールの多い食品を控えると同時に、悪玉コレステロールを増やす食品も極力減らしましょう。悪玉コレステロールを増やすのは飽和脂肪酸で、牛肉、豚肉、鶏肉の脂、レバー、バターなどに多く含まれています。肉を調理するときは、脂肪や皮を除き、ゆでたり網焼きで脂肪を落とすようにしましょう。

 逆に、積極的に摂取したいのは、背の青い魚と食物繊維です。サバやイワシなどの青魚には、コレステロールを抑えるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。これらの成分を無駄なく摂るには、焼き魚より煮魚が良いのです。煮魚を作るとき、ショウガで臭みを消すと食べやすくなります。食物繊維は、コレステロールや中性脂肪の増加をおさえ、便からの排出を促進する働きがあります。食物繊維の豊富な食品は、ゴボウ、タケノコ、ほうれん草などの野菜、ひじき、寒天などの海草類、干し椎茸、切り干し大根、かんぴょうなどの乾物。大豆や小豆にもたくさん含まれています。

 このように見ていくと、高脂血症の予防には、ご飯に焼き魚、乾物や野菜の煮物といった組み合わせの和食が適していることがわかります。洋食より和食を心がけ、規則正しく食べましょう。


2001年4月16日

松崎 有子
プロフィール
 高齢者福祉や医療分野の取材・執筆を続けているフリーライターです。2000年4月、「ホームヘルパー最前線〜年寄りの暮らしと在宅介護〜」というホームヘルパーに焦点を当てた単行本を出版しました。これから、介護保険が始まって現場がどのように変わったか、を取材したいと思っています。ちなみに趣味は読書です。いや、これも仕事の一部かも知れませんねえ。
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