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きのこパワーで健康に
低カロリーで食物繊維が豊富なきのこは、便秘予防・解消やダイエットに有効な食材として注目されてきました。加えて最近では、免疫力アップやがん予防などのさまざまな効果で話題となっています。実際にも、シイタケから作られた「レンチナン」という注射薬が免疫療法剤として使われているほど。特に、今注目のきのことその成分を見ていきましょう。
どのきのこにも含まれる“β−Dグルカン”という成分は、これまでも抗がん作用で注目されてきましたが、この成分は注射したときに効果があることがわかってきました。食事で摂取した場合には、人間にβ−Dグルカンを消化する酵素がないため、多くは体を素通りしてしまうのです。
食べて効くという意味では、エノキダケに含まれる「EA6」という低分子の糖タンパク成分のがん予防効果が注目されています。エノキダケを週3日以上食べている長野県の栽培農家では、がん死亡危険度が平均の半分以下という調査もあります。また、生活習慣予防効果があるのは、クセがなく歯ごたえのよいハタケシメジ。動脈硬化や高脂血症予防で特に注目されている新種のきのこです。ヨーロッパから中央アジアにかけて広く分布するエリンギは、柄が太く肉は白く、歯ごたえと香りが良いので人気のきのこです。このエリンギもハタケシメジと同じく、動脈硬化や高脂血症予防効果があり、生活習慣病を予防するきのことしても知られるようになりました。国内生産量第2位のブナシメジは、総生産量の7割を長野県の「やまびこほんしめじ」が占めています。ブナシメジはがん予防効果のほか、抗酸化力が高いため、免疫力アップに効果があります。
新鮮なほど有効成分が多いきのこ。新鮮なものを選び、できるだけ水洗いをせず(どうしても気になる人はさっと洗う)、加熱は最小限に抑えて、それぞれのきのこの有効成分をたっぷり味わいましょう。
【参考文献】
・日経ヘルス2001年11月号
2004年1月26日
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