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シニアの健康
 
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シニアの食事 最終回
もう一度、「低インシュリンダイエット」を見直そう


低インシュリンダイエットとは?

 低インシュリンダイエットの概念は、インシュリンの分泌を低く抑える食品を選んで摂ることで血糖値を抑え、インシュリンの脂肪合成を阻止し、脂肪燃焼を進めるというもの。
 インシュリンには、血液中の糖がエネルギーとして消費されるのを促進する働きと、消費されずに残った糖を脂肪細胞の中に蓄積する働きがあります。インシュリンの分泌量を抑えれば、糖が脂肪細胞に運ばれにくくなるだけでなく、すい臓からグルカゴンが分泌されることで、脂肪細胞に蓄えられたエネルギーが消費されるのです。
 つまり、インシュリンダイエットとは、食品のカロリーを意識するのではなく、GIにより、食べていい食品(GIが60以下)と避けた方がいい食品(GIが高い)を分類し、それを意識して食事を摂るというダイエット法なのです。

※GI(グリセミック・インデックス指数)… ブドウ糖を100とした場合の血糖上昇率

 

低インシュリンダイエットの問題点は?

 このダイエット法に対しては、「運動は必要ない」、「GIが低い食品なら、どれだけ食べてもいい」という点に批判が集中。もともと、GIを意識した食事療法は、20年以上前から糖尿病患者で行われていました。血糖値をコントロールすることは、糖尿病を防ぐだけでなく、ダイエットにも効果があることはまちがいありません。ただし、運動をまったくしなければ筋力は衰え、基礎代謝量も低下します。また、食べ過ぎればGIの低い食品でも血糖値は上昇します。また、食事はいろいろな食材を組み合わせますし、GIは調理法によっても変わってきます。たとえば単品でGIが高い食品には食物繊維の多い野菜を組み合わせることで献立全体のGIを下げることができます。GIが高いものは食べないのではなく、上手に組み合わせる工夫もダイエットを考えるうえでは必要です。
 適度な運動を行い、食べ過ぎに注意しながらGIを意識すれば、カロリー制限だけのダイエットよりも、はるかに効率よく減量ができるでしょう。

 

 <GIの高い食品>
  (「低インシュリンダイエット/永田孝行監修」新星出版社より)

   【主食類】
食パン95、フランスパン95、もち85、うどん85、精白米84、ロールパン83、そうめん80、胚芽精米70、クロワッサン70、パスタ65、中華麺65

   【野菜類】
にんじん80、かぼちゃ65、じゃがいも90、ながいも65、さといも64

 


2003年12月29日

※この原稿は管理栄養士が監修しています。
記事の無断転用を禁じます
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