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「医食同源」の国、中国では古来、自然界の現象は5つの要素(五行)からなるという考え方があります。食べ物についてもそれぞれが持つ性質を「熱、温、平、涼、寒」の5つに分けています。これらは食べ物が体内に入ったとき、体を温めるほうに作用するか、冷やすほうに作用するかを表したものです。字を見て想像がつくとおり、「熱・温」は温かくするほうに、「涼・寒」は冷やすほうに、「平」はどちらにも片寄らず、中間的な働きをします。
冷え性の場合は、体が冷えているわけですから、「熱・温」の性質の食品を積極的に取り入れるとよいことなります。
「熱・温」性の食品の一般的特徴は、時間をかけて育つもの、水分が少なく、小さくて硬いものなど。逆に、早く育ったり、水分が多くて、大きく柔らかいものは「涼・寒」の性質の食品となります。
調理法によっても食べ物の性質は変化します。生食はその食べ物の本来の性質を強く維持し、加熱をすると性質をやわらげることができます。
- 熱温食品
しそ、パセリ、ビール、かぼちゃ、牛肉、うなぎ、はちみつ、ねぎ、玉ねぎ、しょうが、にら、にんにく、栗、味噌など
- 平性食品
レモン、納豆、玄米、大根、じゃがいも、大豆、鶏卵、さんま、里芋、にんじん、あわびなど
- 涼寒食品
トマト、きゅうり、豚肉、なし、びわ、緑茶、セロリ、ごぼう、柿、なす、たこ、バナナ、牛乳、豆腐、ほうれん草、あさり、しじみ、かき、塩、しょうゆなど
−−【簡単レシピ】−−
★ あじと大根のピリカラ煮 ★
〈材料2人分〉
あじ(小)4尾 大根1/6本 せり1/2わ しょうが1かけ 長ねぎ1/4本 ニンニク1かけ 粉とうがらし小さじ1 A(しょうゆ大さじ1杯半 酒大さじ2 砂糖小さじ1/2)
〈作り方〉
- あじは頭と内臓、ぜいごを取り除き、塩水でよく洗う。
- 大根は厚さ5ミリの短冊切り、セリは3センチの長さに切る。
- しょうが、ねぎ、にんにくはみじん切り。
- 鍋に 2 .を入れ、その上にあじを並べて 3. ととうがらしを散らす。Aを加えて火にかけ、煮立ったら弱火にして大根が柔らかくなるまで煮る。
- 最後にセリを加え、せりに火が通ったら皿に盛る。
【参考文献】
・「おうちで、薬膳」 板倉啓子著 (文化出版局)
2003年12月8日
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