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温泉の効用
温泉は体にいいと誰もが知っていますが、では温泉につかることで人体はどんな影響を受けるのでしょう。
- 体が温まる
温かいお湯につかり。温まることで血流がうながされるなど、身体に良い影響があります。逆に、熱いお湯に急につかるなどすると、急激な血圧変化が身体に悪影響をおよぼすこともあるので注意が必要です。
- 湯の圧力がかかる
湯につかると湯の重みが身体全体にかかります。首までつかる全身入浴では、心、肺に水圧がかかって心臓に負担がかかります。シニア世代には特に、腰から下だけで入る半身浴がおすすめです。
- 浮力がかかる
水中では、浮力により体重はおよそ1/9となります。温泉の中ではゆっくりした運動が極めて容易に出来るようになります。脳梗塞や関節リウマチなどの運動機能に障害のある人の治療に、この浮力を利用した機能回復訓練が多くの温泉プールで行われています。
- 化学・薬理作用がある
上記までは家庭の風呂や温水プールと同様ですが、温泉には種々の化学物質が溶けています。これが薬理的効果を体にもたらすのです。
温泉の効能
温泉が家庭の風呂にくらべ、さらに心身をリラックスさせ、体をリフレッシュさせるのは、温熱と化学成分の効果で末梢血管が拡張しつづけるおかげです。血液が酸素や栄養物質を、身体のすみずみにまで送り込み、同時に、溜まった炭酸ガスや疲労物質などを運び出してくれるのです。
一般的には、神経痛、筋肉痛、関節痛、肩こり、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔、冷え性、病後回復期、疲労回復などの効能があります。
温泉に含まれる成分によって、効能は違ってきますが、温泉の成分から各温泉の効用を確定することは難しいと言われます。お湯の温度や化学的成分のほかに、その場の環境や利用者の生活状態の変化などによっても、効果のあらわれ方が違うためです。
また、温泉水を飲むと温熱や含有成分が直接消化器官から吸収されて、慢性便秘や肥満症、糖尿病、痛風、貧血などに効果があることも知られています。場合により、禁忌症もありますので、温泉療法医の指示を受けることが理想です。
2003年11月4日
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