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全がんの中で肺がんの
死亡率がトップ(男女総合)
わが国の死亡原因の第一位ががんによるもので、その中でも肺がんが一位です。肺がんは男性の患者が女性を大きく上回っていますが、近年は女性の喫煙率も増加しており、女性の肺がん患者数は増加しつつあります。
肺がんの種類、特徴
がん細胞のタイプによって、扁平上皮がん、腺がん、小細胞がん、大細胞がんに分類することができます。
扁平上皮がんは、比較的男性に発症しやすく、気管支の内側の細胞にできます。
腺がんは、大半が気管支の末梢部にできます。喫煙しない人でもかかり、女性にも多くみられます。
小細胞がんは、がん細胞の数が30日ごとに2倍になり、非常に早いサイクルで成長するため、発見されたときはかなり進行しているケースが多いようです。リンパ節、肝臓、中枢神経などに短期間で転移します。肺がんのなかでもいちばんたちが悪い種類です。
大細胞がんは、肺のどこにでも発生し、成長も速い、比較的転移しやすいという特徴があります。
肺がんの症状
肺がんはかなり進行するまでなんの症状も出ません。しばしば風邪の症状と似ているため、見過ごされることもあります。進行すると、せき、痰、血痰、胸痛、息切れが現れ、さらに発熱、顔のむくみ、頭痛、神経痛なども出現します。
他のがん同様に、全身的なだるさ、食欲不振が起こり、その結果、身体がやせてきます。肺がんは他の臓器に転移しやすい特徴があります。
肺がんの原因
完全には解明されていませんが、喫煙と深い関係があります。とくに若いうちに喫煙しはじめた人ほど、肺がんの発症率は高くなります。1日40本吸う人は、吸わない人の約5倍の死亡率になっています。
喫煙者のそばで生活し、いわゆる副流煙が引き金という例もよく聞きます。副流煙は一般に強いアルカリ性で、もっとも有害な物質を含み、それを吸い込む受動喫煙というのも問題となっています。
このほか、放射性物質、砒素、石綿、珪素、クローム、ニッケルなども誘因になるといわれています。
次回は「肺がんの検査と治療」です。
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