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シニアの健康
 
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EDはシニアにとっても切実な悩み 最終回
EDの治療と予防


治療の第一歩はバイアグラ

 心因性のEDの場合は、パートナーとのコミュニケーションなどを改善したり、二人でカウンセリングを受けたりすることで改善することがあります。ただし、カウンセリングは即効性のものではなく、しかも再発の可能性もあります。そのため現在では身体的に問題がない場合はバイアグラを用い、男性側の自信を回復させることが治療の第一歩とされています。
 バイアグラは勃起の自然なプロセスのなかで効果をあげる薬といわれます。そのため、バイアグラを服用しただけでは、性欲が高まったり精力がついたりすることはありません。普通に性的な刺激を受けて興奮してはじめて、効果を発揮するものです。
バイアグラは健康保険が効かない イメージ また、バイアグラは重篤な低血圧や高血圧、特に心臓病などでニトログリセリンを服用している人は用いることができませんが、医師の診断で服薬しても問題がない場合は、医師の指示に従って使うことができます。
 なお、バイアグラの処方は現在のところ健康保険には適応していません。そのため自由診療となるため医療機関によって費用は異なります。一般的には50mgが1錠1300円ですから、初診で診察、検査を受けることを考えると全部で2万円前後の医療費がかかります。
 なお、バイアグラが処方できない場合は、バキューム・デバイスとよばれる陰圧式勃起補助具を用いる方法もあります。これはペニスをシリンダーに挿入し、シリンダー内を真空状態にしてペニスを勃起状態にするものです。有効率は非常に高く安全性も高いといわれますが、性行為の最中に中断して使用するのが面倒といった側面もあります。

 

EDの予防

 EDの予防にはストレスのない夫婦生活など、メンタルな面を改善することが重要です。ただし、シニアの場合はストレスに配慮すると同時に、EDの引き金となり得る糖尿病や高血圧症、動脈硬化など生活習慣病の予防を考えた生活をすることがもっとも大切といえます。
 特に食事、運動、そして休養とストレス対策はEDだけではなくシニアにとっては大切なことです。また、嗜好品のなかでもタバコとアルコールについては日頃から注意が必要です。特にタバコは動脈硬化を促進させてしまう働きがあります。そのためEDの予防には絶対に喫煙は避けるべきです。また、アルコールも適量をすぎると性欲そのものが減退してしまうため、常に自分の適量を意識しながら楽しむことが必要です。


2004年2月23日

監修:北川 龍一
(元筑波大学教授、現順天堂大学名誉教授。半蔵門病院泌尿器科特別顧問)
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