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成人にも多い鼠径ヘルニア、その治療法などについてよくある質問とその回答をまとめてみました。
Q)鼠径ヘルニアになりやすい年代は? また、どんな人がなりやすいのでしょうか?
A)成人の鼠径ヘルニアは、加齢とともに鼠径部周辺の筋肉などが老化してだんだん緩んでくることが原因で起こり、40代以上の男性、特に60代〜70代に多くみられます。特に、肉体労働や製造業など腹圧のかかる仕事や立ち仕事の人、よくスポーツをする人、肥満している人、便秘や前立腺肥大症の人などが鼠径ヘルニアになりやすいといわれています。
Q)痛みがひどくなければ放っておいても大丈夫ですか? 手術しないと治らないのでしょうか?
A)基本的には手術をしないと治りません。しかし、鼠径ヘルニアがそれほど気にならず、はみ出した腹膜や腸を手で腹腔内に押し戻すことができているのであれば、時々診察を受けて様子を見ていてもかまわないかもしれません。ただし、自分で押し戻しにくくなってきたり、腹圧がかかりやすい環境にあったりする場合は、ヘルニアが「かんとん」してしまって、腸閉塞を起こす恐れがあるので、手術をした方がよいでしょう。
Q)70歳を過ぎているので、手術をして体に負担がかからないかと心配です。
A)最近の主流であるメッシュプラグ法は、基本的に腰椎麻酔で傷口も小さいので、手術時間が30分〜1時間と短く、術後の痛みも比較的軽いようです。入院期間も1週間前後、最近は日帰り手術ができる医療機関も増えているので、仕事を持っている人でも長く休まなくてすみます。

Q)手術後は、今まで通り仕事やスポーツをしてもよいのでしょうか?
A)手術後3週間ぐらいは、激しい労働やスポーツ、カラオケで大きな声で歌うなど腹圧がかかるようなことは控えましょう。デスクワークやガーデニング、散歩などは可能です。手術後の診察で傷口や全身の状態を見て、問題がなければ肉体労働やスポーツを再開してもよいでしょう。ケースバイケースですので、判断に迷う時は主治医に相談することをおすすめします。
2004年1月26日
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