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胆のうの働き

胆のうは肝臓の裏側、胃の右、十二指腸の上にある臓器です。大きさは約7〜8cmでナスのような形をしています。
肝臓でつくられる胆汁を腸に排泄するパイプが胆管で、その胆汁(脂肪の消化・吸収を助ける働きをする消化液)を一時的にためておき、食事の刺激に応じて胆汁を作り出す袋が胆のうです。
胆石とは?
胆石は一口で言うなら、胆道にできた石です。胆道(胆のうや胆管)の中で胆汁の成分が固まってできた固形物をさします。この結石が生じることで起こるさまざまな疾患が胆石症で、胆石発作、胆のう炎、胆管炎、胆石膵炎などがあります。
食生活の欧米化で増加の一途
胆石は約90%の水とコレステロール、胆汁酸、レシチンなどで構成され、その成分によってコレステロール系胆石と、色素系胆石とに大別されます。
コレステロール系胆石は胆のう内にできるケースが多く、サイレントストーンといって無症状のことが多いようです。かつては欧米人に多い型でしたが、現在は食生活の変化で日本人にもかなり増えてきています。ファーストフード、インスタント食品の普及、食の欧米化がその原因としてあげられます。
一方、色素系胆石は茶褐色や黒色の石です。胆汁色素であるビリルビンを主成分として、胆管にできやすいのがビリルビンカルシ結石で、黒色石は成分がはっきりしていません。ビリルビンカルシウム結石は胆汁のうっ滞や胆道系の炎症が原因となってできることが多いです。
胆石は年齢や性別によってできかたもさまざまですが、現在では100人の高齢者がいれば5〜10人が胆石をもっているといわれています。40歳〜60歳の人に多く、とりわけ女性に多いのが大きな特徴です。女性に多い理由は、女性ホルモンが肝臓の代謝異常をもたらすという説がありますが、まだ解明はされていません。
いずれにせよ、脂肪分の多い食事、不規則な食生活が胆石を招くということをよく認識しておきたいものです。
次回は「胆石の症状は人それぞれ」です。
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