Dr赤ひげ.COM ホームへ
 
オススメ
ココロの
運転技能チェック
自分の心をコントロールできているか測定します。



健康クイズ
病気や健康に関する知識をクイズ形式で楽しみながら学べます。


シニアの健康
 
一覧へ戻る戻る
形成外科で切除できる できもの・ぶつぶつ 第3回
アテローマ(粉瘤)

 おしりがぶつぶつしていたり、しこりのようなかたまりがあるときは、アテローマという腫瘤の可能性があります。ちょっと耳慣れないこの病気、いったいどのようなものなのでしょうか。



アテローマ(粉瘤)ってどういうもの?

アテローマの断面図 イメージ おしりや下着のラインにできるぶつぶつやしこりが気になることはありませんか? いわゆる「おでき」といわれるものですが、おできには吹き出物とアテローマの2つのケースがあります。吹き出物は黄色ブドウ球菌などの細菌感染が引き起こすニキビ、毛のう炎です。それに対して「粉瘤」とも称されるアテローマは、皮膚の下のしこりのことを指し、感染していなければ痛みやかゆみは伴いません。毛穴のつまりや外傷などによって皮膚が表皮下へ落ち込んでしまい、そこに袋ができている状態です。体中どこにでもできますが、おしりや顔などにできやすいといわれています。袋の中には垢や脂が粥状にたまっていますが、通常は良性のため放っておいても問題はありません。ただしそこに細菌感染が起きると、赤くなったり腫れたりします。痛みを伴い、炎症が激しくなると皮膚が破れて悪臭のある内容物が出てくることもあります。

 

アテローマを治すには

 炎症がない場合は放置しておいても特に問題はありません。感染炎症が起きているときは皮膚を切開して内容物を取り出し、消炎鎮痛剤や抗生物質を用いて治療します。一度化膿すると同じ袋がくり返し炎症を起こしやすくなる傾向にあるといわれています。また少しずつ袋が大きくなることもあります。そのような場合にはアテローマそのものを切除してしまった方がよいでしょう。局所麻酔をかけ、袋全体をメスで切り取る手術をおこないます。傷を目立たなくするには、形成外科医に手術してもらう方が好ましいでしょう。

 

コラム

★皮膚が赤く腫れる病気★

1)丹毒や蜂窩織炎
 皮膚が赤く腫れる病気にはこのほかに、「丹毒」や「蜂窩織炎(蜂巣炎)」というものがあります。両方とも急に発症する、皮膚の下で起こる細菌感染症です。赤く腫れ熱をもち、痛みを伴います。リンパ節が腫れたり、寒気、発熱がおこることもあります。
 飲みぐすりや点滴で抗生物質を投与します。早めに受診して治療する必要があります。

2)ヘルペス
 ピリピリ、チクチクした痛みを伴い、赤く腫れた皮膚の上に水疱が出てきたら、ヘルペスかもしれません。子どものときにかかった水ぼうそうのウイルスが活性化したものでしたら、帯状疱疹といいます。単純性ヘルペスといい、口の周辺などに何度も出てくるヘルペスもあります。
 皮膚科での治療を受けましょう。


次回は「日光角化症・基底細胞がん・有棘細胞がん」です。

2002年10月21日

監修:石井 美夏(美夏クリニック 院長)
プロフィール
 信州大学医学部卒。形成外科学会認定医、日本皮膚科学会会員、日本美容外科学会会員。昭和大学形成外科学教室、亀田総合病院形成外科・皮膚科、美希病院皮膚科、形成外科、美容外科を経て、2001年7月 美夏クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺。http://www.mika-clinic.com/index.html)開設。
記事の無断転用を禁じます
一覧へ戻る戻る
 
広告宣伝お問い合わせ会社案内サイト概要利用規約