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シニアの健康
 
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シニアこそケアが大切 腎臓病 第4回
腎臓によい生活、悪い生活


腎臓によい生活
〜生活習慣病の予防が重要

腎臓によい生活 イメージ 腎臓の働きは歳を重ねるにつれて低下してくるので、腎臓病の人はもちろん、健康な人も腎臓に負担をかけないようにして機能の衰えを少しでも防ぐようにしましょう。それには日常生活と食生活の管理が欠かせません。
 まず気をつけたいのが糖尿病と高血圧です(第2回参照)が、これらと深く関係する肥満や塩分の過剰摂取、動脈硬化にも注意しなければなりません。つまり、生活習慣病にかからないようにすることが腎臓を健康に保つことになります。

 生活習慣病の予防のポイントは食生活、休養、適度な運動です(腎不全の食生活については最終回参照)。また、腎臓にトラブルのある人にとって過労は大敵です。過労を避けるとともに、「疲れた」と感じるときにはたっぷり睡眠をとって回復に努めましょう。もし可能であれば昼寝をするなどして、午前中の疲れを解消するとよいでしょう。

 

腎臓に悪い生活
〜水分不足、激しい運動に気をつけて

●水分について
 脱水は腎不全などのリスクを高めます。高齢になると体内の水分をコントロールする感覚が鈍くなり、のどが渇いたという気がしなくなって水分不足に陥ることがあります。普段から水分をたっぷりとるようにしましょう。特に、夏場、汗をかいときには普段以上に水分が必要です。また、寒い時期は暑いときほどのどが渇いた感じがしないので、つい水分をとらないで過ごしてしまいがちです。暖房の効いた部屋に長くいるときは水分の摂取を忘れないようにしましょう。

●運動・入浴について
 適度な運動は問題ありませんが、激しい運動や筋肉労働をすると、多量の血液が筋肉に流れて腎臓に行く血液の量が減少します。また、汗をたくさんかくと体内の水分が少なくなるため、腎臓は水分をできるだけ体内にとどめようと一生懸命働いて濃い尿をつくります。これらの状態は腎臓に負担をかけることになるので注意しましょう。さらに、急激な温度変化も腎臓は嫌います。寒い日に熱いお風呂に入ったり、サウナ風呂に入った直後に冷水に飛び込むというようなことは控えてください。

●たばこについて
 たばこは全身の血管に悪影響を与えます。腎臓に限らず、健康のことを考えたら禁煙が望ましいといえます。禁煙が難しいようであれば、できるだけ喫煙本数を減らすように心がけましょう。

●薬について
 薬は腎臓に負担をかけ、腎機能の悪化を招く場合もあります(第2回参照)。使うときは必ず医師の指示にしたがってください。薬局や薬店で買える市販薬でも、長期間使用すると問題になることがあるので注意が必要です。


次回は「腎不全の食事療法の基本的な考え方」です。

2002年9月24日

監修:小林 英雄(埼玉県済生会栗橋病院 腎内科 科長)
プロフィール
 昭和63年 鹿児島大学医学部卒業。大阪府立病院での臨床研修を経て平成2年に東京女子医科大学第四内科(腎センター内科)へ入局。平成8年 東京女子医科大学第四内科助手。平成12年より現職。専門は臨床腎臓病学・透析医学。
 栗橋病院ホームページ:http://www.saikuri.org/
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