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脳卒中とは脳血管障害に対して使われる言葉で、中風ともいわれます。卒中の“卒”は“突然に”、“中”は“当たって倒れる”という意味のため、“何かに当たったように突然に倒れる病気”とみなされていたようです。この卒中、中風(“悪い風に当たって倒れる”という意味)という言葉は、我が国では古来、西暦760年頃から使われたようです。
脳血管障害とは、脳血管の病変により、脳に一過性ないし持続性の虚血または出血を生じたために起こる脳の障害(麻痺など)すべてのことを指します。
その原因でもっとも多いものには、動脈硬化性病変や脳硬塞、高血圧性脳出血、くも膜下出血などがあります。
●脳梗塞
脳硬塞は、脳の血管が詰まり血流が途絶えるために、脳の細胞に栄養や酸素がいかなくなって起きます。脳卒中の中でも最も多いのが脳梗塞で、脳血栓症と脳塞栓症に分けられます。脳血栓症は動脈硬化のために脳の血管が狭くなり、やがては詰まってしまう病気です。発生部位によって運動障害、知覚障害、言語障害などを起こします。一方、脳塞栓症は、心臓や脳以外の部位にある大血管内の壁にできた血の塊である血栓が、何らかの原因ではがれ、脳の血管に詰まって起こります。
●脳出血
脳出血は文字通り、脳の動脈の一部が破れて脳の中に血腫(血液がたまってコブのよに腫れあがったもの)ができ、その部分にある脳の機能が障害されるものです。頭痛、肩こり、めまいなどの前症状にはじまり、出血により脳は重大な障害を受けます。意識障害、半身麻痺、知覚障害、言語障害をもたらし、出血が大量で急激な場合は、死に至る場合もあります。
●くも膜下出血
くも膜下出血は、脳を覆うくも膜と軟膜の隙間に出血を起こすものです。その多くは脳動脈にできた先天的なコブ(動脈瘤)が破裂して起こりますが、30代の若い人でも発症することがあり、死亡率も高いのが特徴です。
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