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脳卒中について知っておこう 最終回
脳卒中を予防するには?


 脳卒中を防ぐ日常生活について、以下に注意事項をまとめてみました。

(1)高血圧の管理
 脳卒中の危険因子のナンバーワンに挙げられるのが高血圧です。血圧が高いというだけで脳卒中発生の直接の原因になるうえに、加齢とともに進む動脈硬化をさらに促進させるわけです。
 特に、最高血圧(収縮期血圧)を下げることが脳卒中の予防につながります。血圧の値の目安としては120〜135/80〜85mmHgです。高血圧の人は適切な食生活を守り、必要があれば薬物治療でコントロールすることが大切です。
 食事では特に塩分を取り過ぎないことが肝心で、1日7g以下におさえましょう。
その他、肥満の解消、節酒、禁煙も血圧のコントロールは必須条件です。

(2)禁煙
脳卒中を防ぐ日常生活のポイント イメージ 喫煙は、全身の血管を収縮させ、血圧を上げます。またLDLコレステロールを増やし、血流を悪くするので、動脈硬化を招きやすくなります。降圧剤の効き目も悪くするので、なんとしても禁煙したいものです。
 なお、喫煙者の脳卒中にかかる危険率は、非喫煙者の2〜3.5倍といわれています。

(3)糖尿病の治療をする
 糖尿病があると、脳梗塞の危険率が2〜3倍高くなります。糖尿病は脳の細い血管の動脈硬化を進行させ、脳卒中を引き起こします。

(4)アルコールの摂取法
 軽い飲酒は脳卒中の危険率を下げるという研究データがあります。日本酒なら180ml、ビールなら500ml以内が適量です。なお、適量を越えると、その量に比例して危険度は増していきます。

(5)適度な運動を取り入れる
 運動は肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病などを予防・改善し、脳卒中の予防になります。

(6)ストレス解消
 自分に合ったストレス解消法を見つけ、心身の疲れを翌日に持ち越さないような工夫しましょう。

 

脳ドックについて

 脳は数ある臓器の中でももっとも検査の難しい臓器のひとつです。一般的な健康診断には含まれていませんが、現在は、脳ドックではCTやMRI、MRA、SPECT、PETなどの検査機器で、脳梗塞や脳出血を早期に発見することができます。動脈硬化は長い月日をかけて進行するので、毎年受ける必要はありませんが、心配のある人は、3〜5年に一度くらい受診してチェックするといいでしょう。


2004年3月29日

※この原稿は神経内科医が監修しています。
記事の無断転用を禁じます
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