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脳出血は高血圧や加齢によって血管がもろくなって起こる病気です。そこで、原因や症状などについてご紹介していきます。
高血圧が主な原因
脳出血の主な原因は高血圧です。高血圧の人の血管にはいつも高い圧力がかかっているため、細い血管の壁の一部にこぶのようなふくらみができてしまいます。そこにさらに高血圧が続くと、その一部が破裂して脳出血が起こります。また、加齢などによって血管がもろくなっている場合には、さらにリスクが高くなります。
また、喫煙者は脳出血をはじめとする脳卒中になりやすいものです。ニコチンには血管を収縮させる働きがあるため、血圧を高くします。大量の飲酒の習慣がある場合にも脳出血のリスクは高まります。
高血圧以外にも、脳の動脈の奇形や動脈硬化、血液の病気、脳腫瘍などによっても引き起こされることがあります。
最も多いのは、半身不随が出る内包の出血
発作は昼間活動しているときに起こり、出血の部位によって症状も変わりますが、頭痛やめまい、意識障害などが出ます。
脳出血が起きやすいのは、脳の大部分を占める大脳です。中でも内包という部分に出血が起こることが最も多く、脳出血全体の7割を占めます。内包の外側の部分の被殻という部分から出血する「被殻出血」と内包の内側の視床というところからの出血する「視床出血」があります。
内包は反対側の手や足を動かしたり、感覚を伝えたりする神経の近くにあるため、脳出血が左側の脳で起これば右側の手足に、右側で起これば左側の手足が動かなくなったり、しびれが出たり、半身不随などの症状が出てきます。また、意識障害も強く出る場合が多く、発作で倒れた後グーグーといびきをかくこともあります。脳室の中に出血が及ぶと、水頭症を合併することもあります。
二番目に多いのは、大脳の表面の大脳皮質のすぐ下で起こる脳出血を「皮質下出血」です。その割合は脳出血全体の15%ぐらいを占めます。皮質下出血の場合は、高血圧だけでなく、血管の奇形や脳腫瘍、血液の病気などが原因となることもあります。
出血した部位によって症状は異なり、手足は動くけれども口がきけなくなったり、視野が右半分、左半分だけになったりすることもあります。ただし、予後は比較的良好なことが多いものです。
脳幹部の出血は命取りになることも
脳出血の中でも最も重症なのが、脳幹部に出血が起こる「脳幹出血」です。脳幹部でも一番出血が起きやすいのは「橋(きょう)」という部分なので、「橋出血」と呼ばれることもあります。脳出血の中の5%にすぎませんが、注意が必要です。脳幹は脳神経が多数集まっており、呼吸の中枢であるため、大出血が起こると発作後数分で意識がなくなり、手足が動かなくなり、そのまま死に至ることもあります。
このほか、脳出血の中の10%ほどにすぎませんが、小脳に出血が見られることもあります(小脳出血)。初めから意識を失うことは少なく、多くの場合、発作は激しい頭痛や吐き気、嘔吐から始まります。その後、フラフラしてまっすぐ歩けないなどの症状が出てきます。発作が出てすぐに病院へ行けば、緊急手術によって救命も可能で、後遺症も残りにくいものです。ただし、時間をおくと、手足が動かなくなり、脳幹出血と区別がつきにくくなるので、要注意です。
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