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脳卒中の発作は突然襲ってくるもの。あわてずに対応するにはどうしたらいいか、診断のための検査はどのように行われるか、ご紹介していきます。
発作のときの観察ポイント
前回説明したように、脳卒中の発作はいろいろな形で現れます。しかし、意識がなくなったり、口がきけなくなったり、手足が動かなくなったりする場合も少なくありません。こうした発作が起きたら、まずあわてずにネクタイやベルトなどをゆるめ、静かに寝かせましょう。入れ歯やメガネもはずすようにします。
吐くようなときは顔や体を横向きに。救急車を呼ぶ前に、落ち着いて以下のようなポイントで観察を行いましょう。
- 呼吸をしているか。呼吸の状態は普通か、早いか、不規則か。
- 意識がはっきりしているか(名前を呼ぶとそれに反応するかどうかで確かめられる)。
- 意識が多少ある場合、手足は動くか、ろれつがまわっているか、吐き気はないか、頭痛を訴えていないか。
- 脈拍がふれるか。
救急車を頼むときには、どこでどんなことをしているときに倒れたか、突然発作が起きたか、徐々に起きたか、意識、呼吸、まひの様子、以前に同じようなことはなかったか、などを伝えましょう。
救急車が来るまでの対応
救急車を待つ間には、意識があったとしても、無理に歩かせて移動するのは禁物です。布団やマットに寝かせて、なるべく大人数で静かに引きずって動かすようにしましょう。布団やマットに移すときは、頭をできるだけ動かさないようにし、首が前に曲がらないように注意しましょう。
もし、二人暮らしなどで人手がない場合には、無理に動かさないで救急車が来るまで待つようにします。
いびきをかいていたり、のどがぜいぜいしたりしているときは、タオルを巻いて肩の下に入れ、のどを伸ばすようにあごを上げると、呼吸が楽にできるようになります。失禁したときは、無理に着替えさせず、救急車が来るまで待ちましょう。
寝かせているところには、カーテンを引いたりして直射日光が当たらないようにします。かけものは、タオルケットぐらいの軽いものが適当です。
脳卒中の検査
脳卒中では主にCT検査とMRI検査の2種類の検査を行います。
CT検査はX線によって脳の断面図を画像でとらえるものです。脳のどこに病変があるかがわかるため、最初に行われる検査です。脳出血やくも膜下出血を診断するのには優れていますが、脳梗塞の場合には発症後8時間以内の場合、病変をとらえることができません。そこで、行われるのがMRI検査です。MRI検査は磁気共鳴画像診断装置と呼ばれるもので、磁気を脳に当てることによって、脳の断面図をコンピュータで画像化するものです。
さらに、手術を行う場合には血液検査や心臓の検査、脳血管造影などのさらに詳しい検査が必要となります。
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