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高血圧のかなりのパーセンテージを占める本態性高血圧は、食生活や喫煙、飲酒などの嗜好、運動不足など、日常のライフスタイルが大きく関係しています。そこで血圧を上げないようにするには日常生活の見直しが不可欠です。
次に、日常生活の注意点をあげておきます。
(1)冬場はとくに保温に気をつける
暖かいところから寒い戸外へ出ると、急激に血圧が上がり、心筋梗塞や脳出血の引き金になることがしばしばあります。外出時には軽くて暖かい衣服を身につけ、保温対策を万全にしましょう。手袋、マフラー、帽子などの防寒グッズで寒さをシャットアウトすることも大切です。
また、トイレに小型のヒーターを置いたり、加温便座・温水洗浄装置を利用したりするのもよい方法です。
(2)ストレスを避ける
現代社会ではストレスのない人は皆無といっていいでしょう。ストレスによる心身の緊張は一時的に血圧を上昇させます。ストレスが解消されずにいると、高血圧の状態が続き、慢性化してしまいます。スポーツを楽しむ、楽しい趣味を持つ、適度な休息をとるなど、自分なりのストレス解消法をみつけましょう。
(3)睡眠を十分にとり、過労を避ける
疲労回復にはなんといっても睡眠がいちばんです。睡眠中は血圧が下がり、高血圧によって傷ついた血管も修復されます。早寝早起きを心がけ、十分な睡眠時間をとりたいものです。
(4)入浴はぬるま湯で
入浴も疲労回復には欠かせない条件ですが、高血圧の人は入り方にちょっと注意が必要です。寒い脱衣室、風呂場は血圧を上昇させ、熱い湯は血圧を最初上昇させ、その後下降させます。このような急激な血圧の変化は、脳出血や心筋梗塞の誘因になります。あらかじめ脱衣室をヒーターで暖めたり、浴室は浴槽のふたを開けて湯気で暖めておくなどの工夫をするとよいでしょう。湯温は38〜40度くらいにして、ゆっくりと入るのがポイントです。
(5)禁煙、節酒
喫煙で体内に入るニコチンは、動脈を収縮させて血圧を上昇させます。また、タバコの構成成分である一酸化炭素その他の化学物質は、血管の内壁を痛めるらしく、心筋梗塞や脳卒中などを増加させることが明らかになっています。確実に高血圧を悪化させるので、やめるにこしたことはありません。
また、適量であればアルコールはストレス解消になります。1日に日本酒なら1合、ビールなら中びん1本程度が適量ですので、飲みすぎないように。
なお食生活のポイントは第6回を、運動に関しては第7回を参照してください。
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