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高血圧にご用心 第6回
高血圧の食事療法

 高血圧は食事療法がキーポイントといってもいいくらい大事です。食生活を改善すればかなり下げることができます。



塩分カット

塩分は控えめに イメージ もっとも大事な事柄は食塩の摂取量を減らすことです。食塩の主成分であるナトリウムは細胞の浸透圧を維持するなどの働きがありますが、とりすぎると体内血液量を増やすので血圧を上げてしまいます。塩分に対して感受性の高いタイプの高血圧の人では、食塩の摂取量を抑えただけで血圧が正常値に下がるというケースもあるというほどです。
 一度、食生活の内容、塩分量をチェックしてみましょう。日本人の1日の平均食塩摂取量は12〜13gですが、できれば7〜8g以下にします。重症の高血圧の人は思い切って6g程度を目標にするとよいでしょう。ただし、一般的には、長期維持の減塩食は1日7〜8gが望ましいと思われます。

 

過食をやめる

 わかりきっていることですが、食べすぎは肥満のもとです。肥満は心臓の負担を増やします。過食は体内にコレステロールや脂肪を蓄積し動脈硬化を進めるなど、高血圧に悪影響を及ぼします。アルコールの飲みすぎも肥満を招くもとなので注意しなければなりません。
 肥満傾向にある人は摂取カロリーを減らし、標準体重まで減量する努力が必要です。

 

栄養バランスをよく

 健康のためには栄養バランスのよい食事をとることが基本。たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素と十分な量の食物繊維の摂取を心がけましょう。1日で30品目とか35品目を必ず!とか杓子定規に考えず、3日あるいは1週間単位でいろいろな食品を過不足なくとるようにしましょう。それが継続のコツです。
 そして、1日3食を規則正しく食べます。朝食、昼食に質・量のウエイトを置き、夕食は軽めにするのが理想です。また、昼に外食や仕出し弁当を食べる人は足りない野菜や栄養素を朝夕の食事で補うなどの工夫も必要です。なお日ごろ、食事の内容に配慮していても、外食で高カロリー、塩分過多のものを無頓着に毎日食べていたのではなにもなりません。よく食べるメニューの、およそのカロリーや塩分量は把握しておきたいものです。
 夜食や間食は極力控え、減量のために絶食したり、食事を抜いたりしないようにしましょう。


次回は「高血圧の運動療法」です。

2003年12月8日

監修:粟井 弘ニ(粟井内科 院長)
粟井内科(岡山県岡山市) http://www2.oninet.ne.jp/awai/index.htm
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