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高血圧と動脈硬化の相乗効果が
さまざまな病気の元凶に
動脈硬化と高血圧はたいへん密接な関係にあります。動脈硬化が進むと血管の弾力性が失われ、血液が流れる際には血管壁にかかる抵抗力が強くなるので、血圧を上昇させるのです。
高脂血症や高血糖と同様に、高血圧自体も動脈硬化を促進する危険性をはらんでいます。それは、動脈内壁に常に高い圧力がかかれば、血管自体も壁を強固にして破損を防ごうとするからです。そのため、高血圧が動脈硬化を促進し、動脈硬化がさらに高血圧を悪化させるという悪循環を繰り返し、さまざまな合併症をひきおこします。
高血圧の3大合併症
1.心臓病
高血圧が続き、心臓の筋肉に酸素や栄養を供給する冠状動脈に動脈硬化が進むと、心筋に十分な酸素や栄養が送られません。その結果、狭心症や心筋梗塞など虚血性の心臓病を起こします。
末梢動脈硬化が進み血管が硬くなると、血液が循環するときの抵抗が増します。そのために心臓の活動量が増えるので、心筋が厚くなり、心臓肥大を招きます。この状態が続くと心筋は疲れ、心不全を起こすことになります。
2.脳血管障害
脳の動脈硬化が進むと、脳出血や脳梗塞などの脳血管障害が起こりやすくなります。脳出血は、動脈硬化によってもろくなった脳の血管に小さなこぶ(小動脈瘤)ができ、それが破れたものです。
脳梗塞は脳動脈血管が動脈硬化によって硬くなり、コレステロールなどが血管内に蓄積されてつまってくることで起きます。脳に酸素や栄養がゆきわたらなくなる状態です。
3.腎機能の低下
高血圧を治療しないでいると、腎臓の働きがどんどん低下していくことはよく知られていることです。高血圧の影響で腎臓にある小動脈が硬化すると、腎硬化症になります。これが進行すると腎臓全体が硬く小さくなり、腎機能は低下し、腎不全や尿毒症を引き起こすことになります。ゆっくりと病状が進む場合と、症状が重く悪性になる場合とがあります(腎機能低下が高度になると、血液中の代謝老廃物が尿へ排出できなくなるので尿毒症となります)。
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