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姿勢で異なる血圧
血圧はちょっとしたことで変化します。例えば“姿勢”。立ったり座ったりするのに比べ、しゃがんだり、かがんだりする姿勢のほうが血圧は上がりやすいようです。立ちくらみなどで血圧が下がったときに、しゃがみ込むと気分がよくなるのはそのためです。
また、頭を急に下げて上げるという動作も血圧を上昇させます。したがって、ゴルフでカップインしたボールを拾うときなどは、ゆっくりした動作を行うなど注意が必要です。特に、ロングパットや決勝のパットなどが決まって喜びの感情をもったときは交感神経が刺激され、動脈が収縮し血圧が高まる傾向にあるので、その後にボールを拾うときは、いっそう注意しましょう。
排便などのときに行う“息む”という動作は、しゃがんでいる場合のほうが座っているときよりも30〜40mmHg血圧が高くなります。したがって、高血圧の人は和式より洋式トイレのほうが適しています。
夏より冬のほうが血圧は高くなる
血圧は季節によっても変化します。一般的には夏と冬を比べると収縮期血圧で5〜10mmHg、拡張期血圧で5mmHgほど、冬のほうが血圧が高くなるといわれています。冬は寒さから体を守り、冷えないようにするために交感神経の働きが高まるとともに、体内の熱を逃がさないように皮膚の血管が収縮するため、血圧は高くなります。
温度差にも注意が必要です。例えば、暖かい部屋から脱衣所やトイレ、浴室など急に冷たい場所に移ると、収縮期血圧で約40mmHg、拡張期血圧で約15mmHgも血圧が上がると報告されています。高血圧の人や高齢者は、トイレや脱衣所に小さなヒーターをつけたり、入浴前に浴槽のふたをとって浴室を温めておくなど、温度差を小さくする工夫をしましょう。
ストレスを受けると交感神経が活発になるので、血圧は上がります。車の運転も一種のストレスとなるので、運転中はふだんよりも血圧が高くなるようです。
中高年は血圧が高くなりがち
血圧は年齢とともに高くなり、高齢者ほど高血圧症にかかる人が増えてきます。その原因の一つが血管の老化現象です。年をとると、どうしても血管の壁が固くなり弾力性が劣ってきて(動脈硬化)、血流に対する血管の抵抗が大きくなるため、血圧が高くなります。
中高年になると、糖尿病や高脂血症、心臓の異常、あるいは長年にわたるストレスの多い生活など、高血圧を引き起こす危険要素が増えることも、高血圧が発症しやすい理由です。
なお、女性は40代後半くらいまでは、高血圧になる割合は男性の半分ぐらいしかないのですが、50歳くらいになると急に高くなり、60歳ごろには男女差はほとんどなくなります。これは動脈硬化を防いだり、血管が収縮するのを防ぐ働きのある女性ホルモンが閉経により減少するためです。
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