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誰にでもある“我が家の伝統の技”
じめじめジトジトうっとうしい梅雨こそ気分転換を心掛ける、というのが前回のお話だったが、要は気の持ちようがストレスなど生活習慣病の歯止めになると、思っているのだ。
例えば、誰にでも“我が家の伝統”的な、おまじないというか伝承された“技”があると思う。ちなみに我が家では、生姜は絶対に冷蔵庫には入れず、新聞紙にくるみ棚の奥に仕舞う(この保存法は効果抜群なのでオススメしたい)。また虫刺されやあせも、水虫などには、ウィスキーをぬる(敏感肌の方にはオススメできないが、こちらもすこぶる効果的)。
両方とも、子供の頃から当たり前(いわゆる我が家の常識)だったので、どうしてそうするのか? あるいはナゼ効くのか? なんて当然、考えたことはなかった。
しかし、効くから科学的な根拠などは必要なかった。あくまでも大切なのは、本当に効くか効かないかである。そして何より「家ではこうなんだ」と思う気持ちが、治療に一役買っている、ということだ。信じる、なんていうと如何にもうさん臭いので、使いたくはないが、家族単位でこのようなことは、幾らでもあると思う。忘れているかもしれないので、親兄弟に改めて聞いてみるのも良いだろう。案外、ほんのささいなことが、湿っぽいこの季節を爽やかにするキッカケになるかもしれない。
我が家の玄関には、柊(ひいらぎ)が吊るしてある。本来、鰯の頭と一緒に節分に奉る、悪鬼退散のまじないなのだが、さすがに鰯の頭は…、生臭く不衛生だし、何より野良猫の餌食になるので奉ってない。『鰯の頭も信心から』という諺の真似事だが、それでも私の心には小さな支えになっている。この程度の信心なら良いだろう、実に可愛いものだと思う。
ところで、くどいようだが生姜の保存法は是非1度お試しを。食品のカビが気になるこの季節だからこそ薦める、我が家自慢の技である。あぁ先人たちの知恵に感謝。
2001年6月25日
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