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生のサバやイカなどに寄生するアニサキス
1月から3月にかけての今頃の時期、サバなど生の魚を食べて激しい腹痛がおきたら、アニサキス症の可能性がある。
アニサキスとは、魚に寄生する白いヒモのような寄生虫のこと。幼虫は体長は20-35mm、体幅は0.4-0.6mmでサバ、イワシ、イカなどに寄生し、成虫はクジラやイルカなどに寄生する。人間が、アニサキスが寄生した生のサバやイカなどを食べて激しい腹痛や吐き気などの症状があらわれるのがアニサキス症だ。
アニサキスの幼虫が寄生した魚を、刺身などにして生のまま食べると、アニサキスが人間の体内に入って胃壁や腸壁に入り込んでしまう。アニサキスは酢でしめただけではなかなか死なないので、押し寿司などを食べて感染することもある。
アニサキス症の症状と治療法
魚を食べたあと、2〜7時間後に差し込むような激しい腹痛や吐き気、嘔吐、食欲不振などの症状があらわれ、吐血することもある。また、アレルギー体質の人は、全身に蕁麻疹(じんましん)が出ることもある。アニサキスが腸にもぐりこんだ場合は、数時間から数日後におへそのあたりが激しく痛む、吐き気、悪心などの症状があらわれる。さらに、胃壁や腸壁の壁を突き破って腹膜炎を起こしたり、腸閉塞が起きたりして手術が必要になる場合もある。
治療法としては、激しい腹痛などの症状がみられたらすぐ病院へ行き、内視鏡でアニサキスを摘出するのが基本だ。アニサキスの幼虫は、人間の体内では数日間しか生きられないので、腸に発病した場合は、腸閉塞の兆候がないかどうか注意しながら鎮痛剤を処方して、幼虫が死ぬのを待つこともある。
アニサキス症の予防法
アニサキス症にならないようにするには、生の魚を食べないようにすること。アニサキスは60℃で1分以上加熱するか、−20℃以下で24時間(できれば1週間)冷凍すると死滅する。処理にて死滅する。どうしても刺身や酢じめにして食べたい時は、調理する時や食べる時にアニサキスがいないかどうかよく注意することが大切だ。
2004年3月29日
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