|
よく噛むことは健康アップにつながる
よく噛むことが体によいといわれる第1の理由は栄養素の効率的な吸収にあります。よく噛むと、食べ物は細かく砕かれ、だ液の中の消化酵素によって消化が促進されるのです。また、よく噛むと、食事の進行とともに血糖値が緩やかに上がり、あるレベルで脳から「もう十分」という指令がでます。私たちは、この指令で満腹感を覚えるのですが、よく噛まずに早食いすると、血糖値が上がる前に胃に食べ物が到達してしまうので、十分なカロリーを摂取していても満腹感を得られず、ついつい食べすぎてしまいます。もう1つの噛むことの役割は神経系や血管系に刺激を与えることです。噛むことで顔の筋肉全体が動くため、交感神経の働きが活発になります。つまり、噛むことが脳に刺激を与え、集中力が向上するのです。スポーツ選手がよく試合中にチューインガムを噛むのも、この効果を狙ったものでしょう。さらに、食後の耐熱生産も高まって消費エネルギーが増えてるので、ダイエット効果も期待できます。よく噛むことには、このようにさまざまな効果があるのです。
握力と噛む力の関係
では、私たちが噛む力をアップするには、どうすればよいのでしょうか?
普段から、意識して食べ物をよく噛んでたべる癖をつけることが大切。そして、噛む必要があまりない軟らかな食べ物ばかり食べず、骨まで食べられる小魚や食物繊維の豊富な根菜類、海藻・きのこ類など、歯ごたえのある食べ物を積極的に摂取しましょう。
そのほかダンベル体操も噛む力をつける方法の1つです。運動習慣がある人や握力の強い人は噛む力も強いことがわかっています。握力を鍛えるためには、両手を肩幅に開き腕を伸ばし、手首を起こした状態でダンベルを持ちます。その状態のまま、ひじを曲げ、ダンベルが肩の近くまできたら、ひじを伸ばして戻す運動を20回行います。1日1回実行することで、握力が確実にアップし、同時に噛む力も高まります。
2004年1月26日
|