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うつ傾向が著しいときは
精神科や心療内科を受診しよう
男性の更年期に起こる精神症状として、憂うつ、気分が重い、イライラする、元気がない、集中力がない、眠れないなどがあります。これらは言い換えれば、うつ傾向が強いといえます。更年期のうつ傾向の特徴は、積極的に医師を受診する、ドクターショッピングを繰り返すという点において、一般のうつ病と大きく異なります。また、最もつらいのは何かと問われても答えられない人が多いようです。
うつ傾向を放っておき、症状が強くなると、うつ病に進むおそれがあります。さらに重症になると自殺につながることも。実際、日本では、40〜50歳代の自殺者がここ数年、増加しており、全体の40%以上を占めています。
うつ傾向が強く寝付きが悪いときは、かかりつけ医に事情を話し、睡眠剤を処方してもらうのも手でしょう。あるいは、精神科や心療内科をたずね、専門的な検査を受け、抗うつ剤などを処方してもらうのもよいでしょう。
更年期障害と間違えやすい仮面うつ病
頭痛や不眠、食欲不振、頭が重い、胃の不快感、精力減退などが現れるため、内科や泌尿器科を訪ねたところ、検査をしても異常が発見できなかったり、心配なしと診断されたり、治療を受けても改善されないときは、ひょっとしたら仮面うつ病かもしれません。
仮面うつ病とは、本当はうつの状態なのですが、身体的な自覚ばかりが強く感じられる状態をいいます。身体症状という仮面をかぶっているということから、こうよばれています。一般的なうつの人の場合、周囲の人が、表情がかたい、落ち着きがないといった症状に気付くことが多いのに対し、仮面うつ病では周りの人間がわかる症状はありません。
仮面をかぶっていても、本当はうつなのですから、治療はうつ病と基本的に同じになります。この際ですから、思い切って休養をとり、しばらくのんびりと過ごすようにして、働きすぎ、がんばりすぎた自分を心身両面から休ませてあげましょう。
上手に気分転換を図って
ストレスを解消しよう
更年期障害にしろ、うつ病や仮面うつ病にしろ、その大きな原因としてストレスがあります。ストレスがたまらないように自分なりに工夫をして解消に努めましょう。
ストレスが蓄積されて、うつ的な症状になると、とかく同じことばかりをくどくどと考えてしまいがちです。昼休みの数十分でよいので散歩をしてはいかがでしょう。歩いていると必然的にいろんなものが目に飛び込んできます。それらを目で追うだけでも気分転換になるものです。
また、ちょっとした失敗で自分を責めたり、対人関係に過敏になったりしないこともポイントです。おおらかな気分でいるように心がけ、ほんの少し肩の力を抜くだめでも随分周りの光景が違ってくるに違いありません。
趣味やスポーツなど自分が楽しいと思える時間をもつこともおすすめです。
次回は「夫婦で更年期を上手に乗り切ろう」です。
2002年5月20日
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