| 「男と女、どっちがいい?」 新婚家庭では、子供の性別がよく話題になるでしょう。そして、この話題は、どちらかといえば男性の方が傍観的なのではないでしょうか。しかし、赤ちゃんの男女の決め手となるのは待機している卵子ではなくて、精子の種類(XまたはY)によるというのは、もはや周知の事実です。
それどころか、最近発表されたヒトゲノムの解読研究によると、精子には卵子の2倍も遺伝子変異がみられたそうです。このことは、男性が子孫の遺伝子異常の主な原因でもあり、また、人類が進化する上での改革の担い手でもあったということを示しています。赤ちゃんに関するさまざまな事柄はもっぱら生む側のせいにされがちでしたが、実際には精子こそが、その小さな身に重い役割を背負っていたのです。
最近日本では、諸事情を反映して1人しか子供を生まない夫婦が増えています。初めての子供の性別として、男の子と女の子ではどちらの人気が高いでしょうか。旧厚生省が平成9年におこなった調査では、圧倒的に女の子を望む声が強かったそうです。もし夫婦で「せっかくだから生み分けにトライしてみよう」という合意が得られた場合に男性には何ができるのか、はらメディカル・クリニック院長の原利夫さんの著書「男女の生み分け方」(池田書店)から、ごく簡単に紹介します。
男の子を望む場合には、自らのY精子に有利に事を運ぶ必要があります。Y精子はX精子に比べ俊敏でアルカリ性に強いが、短命だという特徴があるそうです。これを利用した方法として、SEX前に2週間の禁欲期間を置いて「貯蔵庫」にY精子を増やしておき、排卵間際か直後を狙ってSEXし、女性がオルガスムスを2回以上経過した後に深い位置で射精することなどが提唱されています。また、行為の前にコーヒーを飲むと、Y精子の運動能力が高まるそうです。
女の子を望む場合には、逆にY精子に不利な条件を整えてあげればよいのです。行為予定日の数日前からマスターベーションによって精液の濃度を薄めておき、排卵日の3日前を狙って挿入から短時間で浅い位置での射精を実施、それ以後のSEXでは確実に避妊をおこなうことなどが勧められています。
上記のような家庭での生み分け法によって、もともと五分五分の確率が六分四分くらいになるそうです。生み分け指導をおこなっている産婦人科を奥さんが受診すれば、排卵のタイミングをより正確につかむことができます。
どこまでその精度を上げるかは、それぞれの家庭の事情によるでしょう。けれどもさまざまな戦略を練って子作りに励むことは、自発的な楽しい試みであって欲しいとサトリは思います。「今日はちょっと疲れているから、女の子でお願い」とか「じゃあ、今夜は男の子で」というベッド・トークもまた楽しいのではないでしょうか。
2001年10月22日
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