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胃がんの原因はまだはっきりとは特定されていませんが、千葉県がんセンター疫学研究部が1992年から2000年末までにおこなったがん検診でのアンケート結果によると、精密検査で胃癌が見つかった人では、イライラや心配事などの“自覚的ストレス”が多かったとのことです。ストレスがあれば必ず胃がんになるということではありませんが、胃がん予防のためにも、やはり日々のストレス・ケアは大切なようです。
死亡率は年々減少傾向にはありますが、胃がんは欧米各国に比べ依然として日本では圧倒的に発病率が高いがんです。早期に発見すればほぼ治癒しますが、最初のうちはほとんど自覚症状がないため、定期健診が最大の予防法といえるでしょう。
症状は?
胃がんは痛みなどの自覚症状がほとんどない時期が比較的長いことが特徴です。また、胃の異常に気づいたとしても、胃がんとは考えず放置しているうちに、発見や治療が遅れてしまうケースがあります。
自覚症状としては、腹痛や胃もたれ、吐き気や食欲不振、全身がだるい、げっぷなどがあります。さらにがんが進行するに伴い、貧血や体重減少がみられ、栄養状態が悪くなると手足がむくんだり、肝臓に転移すると黄疸が現れたり、癌性腹膜炎を起こした例ではおなかが固く、しこりに触れることもあります。こうなってからからの受診では、もはや遅すぎます。
胃がんでは、ふだんから定期検診を受けておくことがとにかく重要なのです。年に1回は健診をうけるのが望ましいでしょう。
原因・予防法は?
胃がんの原因にはさまざまな説があります。もって生まれたがん遺伝子ももちろんあるでしょうが、その発病には、生活環境など後天的な要因も重要と考えられます。その一つに、東北や北陸地方などに発病者が多いこと、それらの地域では漬物や塩魚をよく食べることから、過剰な塩分が原因ではないか、という説があります。また、若いときからの喫煙がよくないという説や、最近では、やはりピロリ菌の関与が重要視されています。
日本は胃がんの定期検診を積極的におこなっている国です。胃の粘膜に発生したばかりのがん細胞も検知できるほどの技術水準になっています。
胃がんは定期検診を受ければほとんどが発見できます。バリウム検査や内視鏡検査を受ける機会を逃さないでください。
定期検診と減塩は、胃がんを防ぐ基本といえるでしょう。
胃がんを予防する食生活は?
まずは塩分のとり過ぎに気をつけましょう。食塩は1日10グラム以下を目標に、料理を薄味にしたり、塩辛いものを取り過ぎない工夫をするとよいでしょう。脂っこいもの、コーヒーなどのカフェインが含まれた刺激物、唐辛子など胃に刺激を与えるような香辛料も、ほどほどにしてください。加工食品もなるべく避けたほうがよいでしょう。あらゆる健康の基本でもありますが、がんの予防にも栄養バランスの良い食事をとることが大切です。日頃から体に優しい食事をとるように心がけたいものです。

★がんの60%を防げる!★
国立がんセンターは、「がん予防12か条」を提唱しています。これを守った生活習慣をおこなえば、がんの約60%は防げるといわれています(胃癌だけに絞った話ではありません)。
<がん予防12か条> (国立がんセンター提唱)
1)バランスのとれた栄養をとる
2)毎日、変化のある食生活を
3)食べ過ぎを避け、脂肪は控えめに
4)お酒はほどほどに
5)たばこはやめよう
6)緑黄色野菜を積極的に食べ、ビタミンや食物繊維を多くとろう
7)塩辛いものは少なく、熱いものは冷ましてから
8)料理の焦げた部分は食べない
9)食べる前に、かびが生えていないか注意
10)日光に当たり過ぎないようにしよう
11)適度にスポーツをしよう
12)体をいつも清潔に
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