|
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれます。一見何をしているのか分からないし、病気がかなり進行しない限りはっきりした自覚症状も出ないからです。人の臓器の中では脳に匹敵するくらい大きいのですが、脳と違って、どの部分をとっても見た目も働きも均一です。また、肝臓には再生能力もあります。たとえ手術で肝臓の3分の2が切除されたとしても、時間がたてばもとの大きさに戻ります。
このように (1)大きいこと、(2) 部位による役割分担がないこと、(3) 再生すること、が肝臓という臓器の特徴です。そのおかげで、肝臓の中に部分的な病変が生じただけでは、肝臓全体の機能は損なわれません。肝臓の働きにはさまざまですが、主としてタンパク質の製造工場といえ、血液の中に含まれるタンパク質の半分以上をつくっています。
|
※この原稿は医師が監修しています。