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花粉症の予防的な手段として行われているのが、「減感作療法(げんかんさりょうほう)」です。花粉中にある抗原物質と、体内でできた抗体の“ひと騒ぎ”(第2回参照)を少しでも控えめにやってもらうためや、ヒスタミンなどの化学伝達医物質の影響を少なくしようとする治療法です。
減感作療法には、特異的減感作療法と非特異的減感作療法の2種類があります。特異的減感作療法とは、スギなどの花粉から抽出したエキスを注射して体を慣らしていき、症状を出にくくさせる方法です。最初は1週間に1度、3カ月後ぐらいからは2週間に1度の注射を2、3年続けます。途中でやめると、再び最初からやり直しをしなければいけません。かなり根気が必要ですし、続けたとしても必ずしも成功するとは限らず、しかもそのエキス以外の花粉による花粉症には全く効果がありません。
一方、非特異的減感作療法に用いるのは血液製剤です。血液製剤はかつてC型肝炎やエイズを引き起こしたことがあるため、製造メーカーは血液製剤そのものをあまり作らなくなっています。
こうした理由から、減感作療法は次第に少なくなっています。
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※この原稿は耳鼻咽喉科・神経耳科医師が監修しています。