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会社や街中などで、バレンタインデーのころから、憂うつな顔をしている人が目立つようになります。その原因は大好きな彼女からチョコレートをもらえなかったからではなく“スギの花粉”。花粉症にかかっていない人には、「なんだ、そんなことで悩んでいるの」と思われるかもしれませんが、花粉症に悩まされている人には、1年で最悪な季節なのです。鼻水はズルズル、くしゃみはとどまることを知らず、鼻はつまるし息苦しいし……と、平気な人たちを横目で見ながら、ティッシュペーパーを片時も離せない状態が2〜3か月続きます。
花粉開始日は、バレンタインデー前後が多いようです。といっても、その日になって急にスギの花粉が飛び始めるわけではありません。ワセリンを塗ったスライドガラスを屋外におき、くっついた花粉を顕微鏡でのぞいて数え、連続して1平方センチあたり1個以上あった日を飛散開始日としています。それより以前にも花粉は飛んでいて、花粉に敏感な人はお正月ぐらいからくしゃみが出たり、鼻水が出ることもあります。
さて、今年の花粉飛散量はどうなのでしょうか。前年の夏に多くの日照があり、気温も高めだったことから、全国的に平年の2〜3倍ほど多いようです。いつにも増して、花粉症対策の必要がありそうです。
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※この原稿は耳鼻咽喉科・神経耳科医師が監修しています。