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誰にも聞けない「性の悩み」に答えます 第4回
過剰な抑制が遅漏にさせる

刺激の強いマスターベーションは
遅漏の原因になる

 早漏がオーガズム反射に対する抑制がきかないのに対し、遅漏は抑制がかかりすぎることにより起こるといわれています。医学的には「遅延射精」といいます。

 極端な例では、腟の中で射精できない腟内射精困難もみられます。その原因の一つとして、マスターベーションの刺激が強すぎることがあります。例えば、いつも手を使わないで布団にこすりつけて行っていたために、腟内ではなかなかオーガズムが得られず遅漏になるというものです。

 また、性に対する嫌悪、妊娠や不妊への恐怖、家族内葛藤などの心理的な問題から潜在的に抑制がきいている人もいます。

 遅漏を改善するには、自分の内面を見つめ直したり、パートナーとよく話し合うことが大切です。そのうえで、次のようなステップで抑制を徐々に取り除いていくとよいでしょう。

徐々にパートナーとの距離を縮めていこう

徐々にパートナーとの距離を縮めていこう 遅漏を改善するには、自分の心にある垣根を少しずつ壊していくことです。したがって、焦りは禁物。じっくりと取り組みましょう。なお、訓練をするときの大きなポイントは、パートナーを意識しないことです。
  1.  同じ家の中で、例えばパートナーはリビングに、自分は浴室にいるというように、全く別々の空間に身を置きます。そこで、ポルノ雑誌などを見てパートナーを全く意識せずに、マスターベーションを行い射精します。
  2.  ふすま1枚隔てて隣の部屋にパートナーがいる状態で、マスターベーションをして射精します。このときもパートナーのことは意識しないように。
  3. パートナーと同じ部屋にいます。ビデオや写真でも見ながらマスターベーションを行い射精します。
  4. パートナーと1つのベッドに横になります。男性はパートナーに触れないで、マスターベーションで射精します。
  5. 4の状態で、パートナーの手で射精してもらいます。
  6. 腟内にペニスを入れます。その間もパートナーは手でペニスを刺激し、射精しそうになったら手の刺激をストップさせ、ピストン運動だけで射精します。


次回は包茎についてです。

2001年1月22日

監修:矢島 通孝(やじま泌尿器科クリニック 院長)
プロフィール
 聖マリアンナ医科大学泌尿器科学教室助教授、同大学横浜市西部病院泌尿器科部長を経て、2002年11月やじま泌尿器科クリニック(URL:http://www.hsg.co.jp/yajima/)開設。日本泌尿器科学会認定専門医、日本性機能学会認定専門医、日本性科学会認定セックス・セラピスト、日本不妊学会会員、日本性感染症学会会員。
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