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こわい質問に背筋がゾクッ・・・
入院するキッカケとなった最初の問診の時、ゾクッと背筋に悪寒が走った質問があった。「手足が痺れませんか?」である。糖尿病特有の多尿や便秘などは排泄してしまえば、暫く安泰でいられる。しかし手足の痺れは、そうはいかない。当たり前だが、痺れを止める方法など知らないので、何だコレ? と思いながら不安に苛まれたものだ。しかし、それもこれもみんな糖尿病のせいか、と知らされた時は愕然とし、ゾクッとした訳だ。
特に足は要注意
合併症の一つに『糖尿病性神経障害』なる病がある。これは血糖値が上がると神経の働きが低下し、主に末梢神経(身体の隅々に張り巡らされた通信回路の様なもの)の線維が冒され、その結果、痺れと言う症状が現れる訳だ。
つまり、糖尿病が発病すると、各臓器だけでなく手足の指先(末端)が大いに弱まる。特に足は要注意だ。嫌われ者の水虫に掛かり易くなるのは勿論、悪化すれば感覚が鈍り、画鋲を踏んでも感じなくなる、と言うことにもなってしまう。
だから病院では、手足のお手入れについて、くどいくらい説明をする。お風呂に入ったら良く洗い、上がったら指の間が湿らない様、良く拭くこと! とか、靴は履く前に良く点検し、小石などが入っていないか確かめること! などなど。そして毎日、足を良く見て、異常が無いか確認するのを忘れないこと、と強く言われた。
中でも爪の切り方の講義は印象に残っている。元来、巻き爪(特に足の指はひどい)の私は、必要以上の深爪が癖になっており、深爪しないと、どうも気持ち良くない。しかし、深爪は雑菌が入り易く、糖尿病には厳禁なのである。
理想の爪は角切りアンチャン?!
爪切りの基本は、丸く切らないこと。要は雑菌の入り易い両サイドの"際"はなるべく残し、指に対して水平に、見た目"四角"に切ることを理想とする。爪切りは自然に身に付くもので、他人からとやかく言われるものではない、と思っていた私にとって、爪切りに良し悪しがあると言う事実は、すこぶるカルチャーショックだった。
最も、指先を清潔に保つことは色々な意味で身体のために良いことは、言うまでもない。チョイトそこのおねいさん、マニキュアやペディキュアする時は、指先に異常がないか良く見て頂戴ね。糖尿病になったらアンタ、スラリと美しく伸びた爪が角刈りのアンチャンみたいになっちゃうゾ!
(つづく)
2001年2月19日
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