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モーレツなのどの渇きに
「うまいんだな これが」
糖尿病治療に不可欠な食事療法について、くどくど書いているが、何か忘れてないか?気付かれた読者もいることと思い、とっとと本題に入る。テーマは"飲み物"である。食べることに気を取られがちだが、飲み物も食事の重要なファクターなのだ。
入院寸前の頃、つまり病がかなり進行していた頃、糖尿病の症状が顕著に現れた訳だが、その一つに『口渇』(こうかつ)がある。モーレツにのどが渇き、飲料水を飲めども飲めども、引っ切りなしにのどが渇く厄介な症状で、チャント知識があれば迷わず病院に駆け込んだのだろうが、愚かな私は「こんなに飲み物がうまいと感じたのは初めてだ!」となってしまった。そりゃそうだ、尋常じゃない渇きなのだから、味わいもひとしお。
コーラなんて飲んだ日にゃ、のどを通る前に口の粘膜に吸い取られ、胃袋には一滴も落ちない、そんな表現がピッタリで、「こりゃたまらん」とばかりにますます甘い、しかものどをキリッといじめる、ドクター○○やジンジャー○○といった飲み物ばかりをガブ飲みする。
飲み物制限は食事以上にきつかった・・・
普通だったら体重を気にして控えるのに、何度も言うが太らないので、そんな行為も全く気にならない。しまいにゃ"炭酸系飲料"中毒と言っても過言ではない程となり、エスカレートしたピーク時で入院する羽目になったのだから、食事以上に飲み物の制限は、きつかった。
当然、甘い飲み物は厳禁! 飲んで良いのは水か日本茶、紅茶かコーヒーだけ!! 入院した当初は、甘い飲み物が恋しくて恋しくて、糖尿病と言うより、"甘い飲み物中毒"の治療か? などとしゃれにならない錯覚すら起こしてしまいそうだった。
しかし、それがどうだ。いやはや人間の順応性の驚異を身をもって認識するに至り、今や炭酸飲料無しでも平気で過ごせるのだから、全く恐れ入る。私はいかにして厳しい食事制限を克服したか。イヤ、ソレに順応したかについて次にお話ししたい。次号を待て!
(つづく)
2000年12月18日
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