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食べてもやせちゃう
前回に引き続き、私なりの糖尿病の講義である。本来、エネルギーになるべき養分が身体にチャント吸収されず、対外へ排泄されてしまうとどうなるか。身体は本能的に生を全うしようとするから、脂肪や骨、筋肉など身体のあらゆるモノをエネルギー源にして生命の維持を図る。その結果、食べても食べても痩せていく、という究極のダイエットがいやおうなく実行に移される訳だ。ただし、これは私の場合がこうであったという一例にすぎず、すべてこうではない、ということをあらかじめ断っておく。
「なぜそんなことになっちゃうのか?」
さて・・・・、そんなことより問題は「なぜそんなことになっちゃうのか?」ということである。ブドウ糖をエネルギー源として利用するには"インスリン"というホルモンの作用が絶対条件であり、このインスリンが出なくなることが糖尿病の元凶である。
通常、膵臓のB細胞で作られたインスリンは、身体の隅々にあるレセプター(受容体)と結合し、ブドウ糖を円滑に取り入れ、利用するという仕組みになっている。つまり、インスリンというボールを投げるピッチャー(B細胞)と、それを正確に受け止めるキャッチャー(レセプター)の名バッテリーの働きによって、人は食べ物からエネルギーの供給を受けることが出来る訳だが、最近の糖尿病患者には、バッテリーの両方の機能が低下して糖尿病になるケースが多くなっているそうだ。ちなみに私の場合は、ピッチャーの働きが著しく悪化し、ほとんどボールを投げてないと、担当医から説明を受けた。
フフフ、ひらめいたゾ
なるほどな、と思いながら、脳裏にあることがひらめいたので、私は先生に「じゃあ、膵臓の機能が低下した為にこうなったんですね?」と聞くと、先生は「そうだね、言い方を変えれば"急性膵臓中毒"ってことかな・・・・」とおっしゃるではないか。そして私は「フフフ、そうか、これから人に何の病気?って聞かれたら、『膵臓が悪くって・・・・』と答えることにしよう。もう金輪際、糖尿病だなんて口にせんぞ!」と思うのであった。
(つづく)
2000年9月25日
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