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アレルギーなんでも質問箱 第8回
アレルギーとストレス

 小児ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど、どれのアレルギー性疾患は、慢性疾患です。治療には、定期的な通院、自宅での服薬、環境調整などが必要不可欠ですが、これを毎日根気よく続けていくことは、家族にも本人にも、非常に負担がかかります。



アレルギー体質の原因はストレス?

 アレルギー体質は親の育て方の問題、甘えた心を鍛え直せば直る…など、一部で間違ったとらえ方をされ、大変なストレスを感じたという経験は、アレルギーの子をもつ親にとって切実なものでしょう。
 しかしアレルギーはもともとの体質が誘因の一つになる慢性疾患です。精神的に弱いからアレルギーになるということは決してありません。
 どんな病気でも闘病が長く続くのは負担です。症状が悪い時には憂鬱な気持ちになりますし、普段でも自律神経のバランスが崩れやすいために、ストレスを感じた場合に、アレルギーではない子どもに比べて気持ちが不安定になりやすい傾向がみられる、ということはあるかもしれません。ですから、親はいつも安定した気持ちで、子どもには笑顔で向き合いたいものです。

 

親のほうがストレスがたまっちゃいます…

親も上手にストレスを発散しよう イメージ 普段の生活での管理がきちんとできないと、症状が再発したり、悪化したりしてしまうことがありますから、アレルギーの子を持つ親は大変です。食事に気をつかい、ハウスダストを追い出すために徹底的に掃除をし、まめに通院し、さらに普段のケアにも手がかかります。そのうえ「子どもには笑顔で接しましょう」などと言われても、なかなか完璧にできるものではありませんよね。
 子どもがアレルギーだからといって、親がストレスを発散してはいけないということはありません。自分の時間を持ったり、グチや悩みを相談できる相手を確保したりして、お母さんも精神的にゆとりを持つよう心がけましょう。

 

アレルギー体質でも、
予防接種を受けてもいい?

 アレルギーのある子もない子も、体調の悪いときには無理して予防接種を受けることはありません。症状が落ち着いているときに受けさせるようにしましょう。
 予防接種に含まれるゼラチンや卵、抗生剤などでアレルギーの症状が出ることがあります。アレルギーがあることを問診表に記入し、事前に皮膚テストを受けてから接種してもらいましょう。皮膚テストの結果によっては接種を見送ることもありますし、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を予防的に内服しながら接種することもあります。


次回は「アレルギー体質の改善」です。

2004年3月22日

監修:橋本 浩(はしもとこどもクリニック 院長)
プロフィール
 はしもとこどもクリニック(福井県敦賀市)院長。著書「お母さんのための小児科講座」(風美書房)など、小児の病気や育児、漢方医学などの医師向けあるいは一般向きの本のみならず、医療におけるコンピュータの利用に関する本や数学の本なども執筆。3児の父。京都市生まれ。
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