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アレルギーなんでも質問箱 第6回
食物アレルギーってなに? Part2


 食物アレルギーは、原因となる食品を食べなければ発症しません。食物アレルギーに対する最も有効な対策は、原因となる食物を特定し、その食物を食べないことです。この方法を「除去食」といいます。



除去食のポイントを教えて!

 まず何より大切なのが、本当に食物アレルギーなのか、何がアレルゲンなのかを正しく知ることです。必ず病院で専門医の診察を受けてください。
 医師は問診、食事日誌、血液検査や皮膚反応、食物除去試験、食物負荷試験、症状の経過などから何がアレルギーを引き起こすのか、総合的に診断します。
 成長期に栄養バランスが崩れるのは一生の問題につながりかねません。経験や思い込みではなく、正しい診断を受けてから食事制限を考えましょう。
 除去食は必ず医師の指導下で行ってください。

 ほかには以下のことに気をつけましょう。

1.「食事日記」などで食事、生活の記録を残す
 食事日記には、いつ、何を食べたかをすべて記入します。薬や飲み物なども、アレルゲンになることがありますので、口に入るものすべての情報を記録しておくことが有効な治療につながるのです。ほかに、かゆみなどの症状と部位、その日の天候、生活の記録(起床時間や外遊びの記録など)を、毎日きちんと記録しておくと、治療の手がかりとなります。

食品の表示を必ず確認する イメージ2.食品の表示を必ず確認する
 特に、加工食品を利用する場合には、どのような材料が含まれているか注意が必要です。見た目で判断することなく、表示されている「アレルギー物質を含む食品に関する表示」を必ず確認しましょう。
 そばや卵にアレルギーがある場合、以下のように原材料にそばや卵が入っていなくても「製造工場ではそば・卵を含む製品を生産している」という記載があるようなお弁当は避けた方がいいでしょう。

  • 表示が義務づけられているもの
     小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)
  • 表示が推奨されているもの
     あわび、いか、いくら、えび、かに、さけ、さば、鶏肉、豚肉、牛肉、大豆、まつたけ、やまいも、オレンジ、りんご、もも、キウイフルーツ、くるみ、ゼラチン

    <注意>
     表示が義務づけられているのは、あらかじめ箱や袋で包装されているものや、缶詰、ビン詰めなどの加工食品で、店頭で計り売りされものや、その場で包装されるもの、注文してから作られるものは表示されません。
     また、面積が30平方センチメートル以下の小さな食品も表示が免除されています。小さい子が大好きなお菓子にも注意が必要です。

3.初めてのものを食べる前に医師に相談する

4.同じ食材を使い回ししない。できれば1週間以上あける(回転食)

5.油はできるだけ控える

6.食材は加熱する(タンパク質が変質し、症状を起こしにくくします)

7.まな板や鍋、食器などをよく洗う。
  アレルゲンとなる食品を同じ鍋で調理しない

 ほんのわずかな量でもアレルゲンになる食品は避けなければいけません。たとえばエビを調理した包丁で野菜を切って、その野菜を食べたエビアレルギーの人がアナフィラキシーを起こしたという例があります。


次回は「シックハウス症候群・化学物質過敏症ってなに?」です。

2004年3月8日

監修:橋本 浩(はしもとこどもクリニック 院長)
プロフィール
 はしもとこどもクリニック(福井県敦賀市)院長。著書「お母さんのための小児科講座」(風美書房)など、小児の病気や育児、漢方医学などの医師向けあるいは一般向きの本のみならず、医療におけるコンピュータの利用に関する本や数学の本なども執筆。3児の父。京都市生まれ。
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