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アレルギーなんでも質問箱 第4回
花粉症ってなに?

 大人の病気と考えられていた花粉症が、最近、子どもに増えています。子どもの花粉症とアレルギー性鼻炎について、正しい知識を身につけましょう。



子どもでも花粉症になるの?

子どもでも花粉症になるの? イメージ 最近は、子どもの花粉症が増加、低年齢化してきています。幼児では花粉症よりもハウスダストアレルギーが多いのですが、年齢の増加とともに吸い込んだ花粉の影響が体内に蓄積し、許容量を超えると発病することもあります。
 花粉症の原因は、杉だけでなく、雑草(カモガヤ、ブタクサ)などもあり、その地方に多い、つまりその地方に住んでいる人が多く浴びる花粉の種類によって、花粉症の種類も変化します。
 また花粉症予備軍も増えており、小学校高学年では4割以上が予備軍とも言われています。もちろん、予備軍といわれる子どもがすべて発症するわけではありません。

 

アレルギー性鼻炎と花粉症は違うの?

 人間にアレルギー反応を起こさせる抗原には様々なものがあります。原因となる抗原が花粉なら花粉症と呼ばれます。
 単なる鼻水・鼻づまりと考え、軽く扱われやすい「アレルギー性鼻炎」ですが、あらゆるアレルギーの下地となりやすいため注意が必要です。鼻水など「目に見える形」で出ていなくても、イライラしたり、神経質になる、集中力がないなどの場合も、アレルギー性鼻炎の可能性があります。

 

花粉症、アレルギー性鼻炎は治る?

 花粉症やアレルギー性鼻炎が自然に治る例はあまりなく、今の医学ではアレルギー性鼻炎を完全に治す治療はありません。
 しかし子どもの頃に花粉症だからといって、必ずしも将来も花粉症のままかどうかはわかっていません。個人差がありますが、幼少時はかなり感受性が高くても、年齢とともに自然に強く反応しなくなる例もあります。それは、大人になったから治ったというわけではなく、環境の変化もあるのかもしれませんし、別の抗原に反応を起こすこともあります。通年性のハウスダストアレルギーが特定花粉に変わり、特定花粉の飛ぶ時期だけに主症状が出るようになるのかも知れません。薬が切れるとまた再発する例もあります。
 完治しにくいからといって、治療しないまま放置しておくと悪化したり、慢性副鼻腔炎や滲出性中耳炎など、別の疾患を合併したりする例もあります。できるだけ専門の医師に診てもらいましょう。


次回は「食物アレルギーってなに? その1」です。

2004年2月23日

監修:橋本 浩(はしもとこどもクリニック 院長)
プロフィール
 はしもとこどもクリニック(福井県敦賀市)院長。著書「お母さんのための小児科講座」(風美書房)など、小児の病気や育児、漢方医学などの医師向けあるいは一般向きの本のみならず、医療におけるコンピュータの利用に関する本や数学の本なども執筆。3児の父。京都市生まれ。
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