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年代を問わず最近増加している「気管支ぜんそく」もアレルギー症状のひとつです。進行すると、苦しいばかりでなく、吸引薬なども必要となり、日常の活動も制限されてしまいます。
「ぜんそく」ってどんな病気?
気管支ぜんそくは、抗原が体内に入っただけでは起こりません。アレルギー体質と抗原、それに風邪などで気管支粘膜のバリア破壊が重なったときに、はじめて発症する病気です。
気管支ぜんそくは、かつては工業地域や幹線道路ぞいに発症することが多かったのですが、大気汚染とアレルギー体質の人の増加によって、年齢を問わず増えてきています。
ぜんそくを悪化させる一番の原因は発作そのものです。発作→気管支の過敏性の悪化→発作→…という悪循環ができてしまうのです。
小児ぜんそくと大人のぜんそくの違いは?
小児ぜんそくは、大人のぜんそくと異なり、症状が消失して治癒したように見えること(寛解)が多いのが特徴です。もちろん、本当に治癒する小児ぜんそくの例も多数あります。治癒と寛解は分けて考える必要があります。
寛解は、破壊された気管支のバリア機能が回復することで、アレルギー体質が改善されることではありません。たとえ寛解しても、風邪を引いたり、たばこの煙を吸ったりというきっかけで、気管支が炎症を起こし気管支のバリア障害が起きることがあります。ちょうどその時に抗原が入ってくるとぜんそくが再発してしまうことになります。発作が起こるとバリアの破壊がさらに進行してアレルゲンの侵入が加速し、重症化するもとになってしまいます。
ぜんそく治療法は?
治療には、発作を落ち着ける治療と、発作を予防する治療の両方が必要です。
発作を落ち着ける治療は、痰をしっかり出す薬、気管支を拡張する薬が処方されます。また、去痰作用を持っている鎮咳剤を必要に応じて使用します。
発作を予防するためには、気管支の炎症をおさえなければなりません。ウイルスなどの感染が関係していますが、他のアレルギー性疾患と同じように、ぜんそく治療の基本は抗原の除去です。ダニなど抗原の量が少なければ、ぜんそくの発作が起きても、症状は軽くてすみます。アレルゲンからの回避と同時に、抗炎症治療を中心とした薬物療法を続けていきます。
ぜんそくが長く続いている場合、発作がほとんどなく見かけ上は治っていても、気管支の炎症が続いていることがありますから、医師の指示があるまで治療を勝手にやめないでください。
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