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風邪に負けない体を作る 最終回
風邪予防 〜心がけたい生活術〜

 風邪を予防するために大切なのは、食生活とともに毎日の生活習慣です。正しい生活術を身につけて風邪をひかない体作りを目指しましょう。



手洗い、うがいの意味

マスクをすると… イメージ 風邪の菌は手や顔、衣服などさまざまなところに付着してしまうもの。いろいろなところに付着したウイルスが手にくっつき、その手で口をさわったり、鼻をいじったりすることが風邪の原因となります。また、空気と一緒に吸い込んだウイルスはのどや鼻の粘膜につき、一定の時間がたつと体の中に侵入を始めます。
 外出から帰ったらすぐに手洗いとうがいをした方がよいといわれるのは、くっついたウイルスを取り除くという意味でとても大切なことなのです。ウイルスは衣服で覆われていない顔にもつきますので、できればうがい・手洗いに加えて洗顔もするとさらに効果的です。
 またマスクをするとウイルスの侵入を3割程度減らせるというデータがあります。マスクをしていると自分の吐く息で湿度があがり、吸いこむ息が温まってのどの痛みをやわらげるという効果も。風邪がはやっている時期には、マスクで風邪対策というのも有効な手段といえるでしょう。ただし、目のこまかなマスクを使う必要があります。

 

衣服を調節する

 子どもに風邪をひかせないようにと、とかく厚着をさせてしまうようなことはありませんか? 確かに、風邪をひいてしまった時には体を温めるのが基本ですが、厚着しすぎると体温がこもってしまったり、汗をかいた場合に後で冷えてしまったりすることがありますから、ほどほどにしましょう。風邪をひいた時も同様で、温めるというのは「冷えないようにすること」であり、暑くすることではありません。

 普段の生活の中ではむしろ薄着をさせていた方が肌が鍛えられ、風邪をひきにくい体を作ります。また子どもは大人が思っている以上に暑がり。心配して厚着をさせていたら、汗をかいていたということもよくあります。汗が乾いて体が冷え、逆に風邪をひいてしまうこともあるので注意が必要です。半そでの下着の上にシャツや薄手のトレーナー、その上にジャンパーを着せるといった程度が望ましい服装です。下に厚手の長そでを着せると、子どもは暑くても服を脱げないまま1日過ごすようなことになってしまいます。子ども自身で調節できるような衣服を選ぶことが、風邪対策につながるといえるでしょう。

 

【簡単レシピ】
★にんじんと鳥ささ身のクリームスープ★

 風邪をひかないために、またひいてしまったら重くならないうちに、ビタミンとたんぱく質たっぷりの料理を心がけましょう。水分を多くとれる具だくさんのスープは、風邪の時の定番メニューです。

 <材料>
  にんじん、鳥のささ身、長ねぎ、牛乳または生クリーム、缶詰めのコーンクリーム

  1. にんじん、鳥のささみ、長ねぎは子どもの食べやすい大きさに切り、野菜が柔らかくなるまでよく煮る。
  2. 缶詰めのコーンクリームを加え、さらに牛乳か生クリームを入れ、お好みで塩味を整えたらできあがり。

(※)ただし、このメニューは高熱の時や下痢、嘔吐がある時には症状を悪化させる可能性があるため、風邪の初期または風邪の予防として与えるのが適切でしょう。


2004年1月26日

監修:橋本 浩(はしもとこどもクリニック 院長)
プロフィール
 はしもとこどもクリニック(福井県敦賀市)院長。著書「お母さんのための小児科講座」(風美書房)など、小児の病気や育児、漢方医学などの医師向けあるいは一般向きの本のみならず、医療におけるコンピュータの利用に関する本や数学の本なども執筆。3児の父。京都市生まれ。
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