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風邪に負けない体を作る 第2回
子どもの風邪 〜症状あれこれ〜

 ひと口に風邪といってもその症状はさまざま。今回は子どもに出やすい症状と、その対応策について考えていきましょう。



いろいろな風邪の症状

いろいろな風邪の症状 イメージ(1)鼻水・くしゃみ
 鼻水はウイルスを体に入れないための防御反応です。鼻水が原因となってくしゃみが出ますが、いずれも鼻風邪と言われることからもわかるように風邪としては軽度のもの。鼻が出た時にすぐかむ習慣をつけておかないとすすりあげるくせがついてしまい、中耳炎になりやすいので注意しましょう。

(2)咳・たん・のどの痛み
 ウイルスが気管に入った時、強く息を吐き出すことでそれを外に出そうして出るのが咳です。咳が激しすぎると気管支が炎症を起こしてぜんそく症状や呼吸困難が現れることもあります。激しい咳は体力を消耗しますので、場合によっては鎮咳剤を用いることも大切です。
 また咳と一緒に出やすいのがたん。たんはウイルスをひとまとめにして外に出す役割を果たします。たんがからむと咳が苦しくなりますので、水分を多めにとってたんを切りやすくするとよいでしょう。
 のどに炎症を起こすとのどが赤く腫れ、痛みが強くなります。うがいをしたり、水分をとったりすると痛みがやわらぐので、こまめにうがいや水分をとらせることが大切です。

(3)発熱・頭痛
 熱はウイルスの動きを鈍らせたり、体外に排出させたりするために上がるもの。子どもの場合風邪をひくと急激に熱が上がることがよくあります。熱が上がると心配ですが、ウイルスをやっつけるための自然な反応なので、できれば解熱剤を使わない方がよいといえます。ただし高熱が3日以上続く時や、以前にひきつけを起こしたことのあるケースは薬を使った方がよい場合も。医師の診察を受け、指示を仰ぎましょう。

(4)筋肉痛・関節痛
 鼻風邪程度の時にはあまり現れませんが、インフルエンザなど高熱がでる風邪にかかった時には出やすい症状です。炎症や痛みをやわらげるためには服薬が必要になりますので、きちんと診察を受けることをお勧めします。

 

子どもの風邪で注意すること

 言葉の話せない乳児はもちろんのこと、3歳くらいまでの小さな子は自分の症状を正確に説明することはまだまだ難しいものです。頭が痛くても「おなかが痛い」と表現することなどもよくありますので、子どもの様子をよく観察していなければなりません。
 また子どもの風邪で多いのが、下痢や嘔吐を伴うもの。脱水症状を起こしてしまわないよう水分補給を心がけ、胃腸が弱っているので食事は控えます。症状が落着いてきたら、おかゆやうどんといった炭水化物から食べさせ始めましょう。プリンやカステラなどの卵製品、ヨーグルトや牛乳といった乳製品などは消化によくないので控えます。果物は与えても問題ありません。


次回は「インフルエンザを防ごう」です。

2004年1月13日

監修:橋本 浩(はしもとこどもクリニック 院長)
プロフィール
 はしもとこどもクリニック(福井県敦賀市)院長。著書「お母さんのための小児科講座」(風美書房)など、小児の病気や育児、漢方医学などの医師向けあるいは一般向きの本のみならず、医療におけるコンピュータの利用に関する本や数学の本なども執筆。3児の父。京都市生まれ。
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