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寒い冬になると、体力の弱い子どもたちはどうしても風邪をひきやすいものです。風邪をひかないため、気をつけたい食生活にはどんなものがあるのでしょうか。
風邪をひかないために
摂取したい栄養素
風邪をひくということは、体に侵入してきたウイルスに負けてしまうということ。ウイルスに対抗するには、なんといっても食事をしっかりとって体力をつけておくことです。
その中でも特にとりたい栄養素はビタミン類やたんぱく質。血液循環を促すビタミンAや、神経の働きを整え、解毒作用のあるビタミンCは特に風邪には有効です。ビタミンAは、にんじんに代表される緑黄色野菜やレバーなどに多く含まれます。ビタミンCは、大根や白菜といった淡色野菜や果物からとり入れましょう。たんぱく質を効率よく摂取できるのは肉や魚、卵など。風邪で消化能力が落ちている時には、鳥のささ身や白身魚などを食事にとり入れるとよいでしょう。
偏食を防ぎ、バランスのよい食事を
風邪を予防するのに大切なのは、日頃から好き嫌いをせず、バランスのよい食事をとること。そうはいっても好き嫌いの全くない子というのもそうそういるわけではありません。総体的に子どもは酸味の強いものや苦いもの、においの強いもの、かたくて食べにくい食材を嫌う傾向にあります。小さいうちは、ケチャップやホワイトソースなどで匂いをやわらげる、食材を小さく切ったりすりおろしたりする、柔らかくなるまでよく煮込むなど、子どもが食べやいような工夫をするとよいでしょう。また、嫌いなものを無理矢理食べさせようと、親の方がむきになってしまうことは避けたいもの。どうしてもいやがる場合は、同じ栄養分を持った、違う食べ物を与えればいいのです。食べ物を無理強いすることで、子どもにとって食事の時間が苦痛になってしまっては元も子もありません。楽しい雰囲気作りによって、だんだんと好き嫌いを減らすことができるでしょう。
水分補給の大切さ
食生活に気を配っていても、寒い冬に子どもが風邪をひいてしまうのはある程度仕方のないことです。風邪をひいた時は、安静・保温・栄養と水分補給を心掛けることが治癒への近道となります。
子どもは大人に比べて脱水症状を起こしやすいので、十分な水分補給が必要です。特に乳児や幼児は、脱水症状を起こして病状が急変することがありますので気をつけなければなりません。
牛乳は弱った胃腸に刺激を与えたり、乳糖不耐症(消化不良の一種)を起こしたりすることがありますから、量が多すぎないように注意が必要です。ジュースは糖質の取りすぎにならないよう、適切な量を考えて与えましょう。できればお茶を与えた方がよいでしょう(白湯がよいとする医学的根拠は実証されていません。また、スポーツ飲料の効能も小児では実証されておらず、多くのスポーツ飲料に含まれている人工甘味料が小児の体内でどの様な代謝経路をとるのかもわかっていません。一方、冷たいジュースが胃腸に刺激を与えることはほとんどないことが米国の研究で実証されています)。
発熱時には、牛乳は乳糖不耐症を起こすことが多く、ひかえた方がよいでしょう。また、嘔吐や嘔気がある場合、スポーツ飲料は嘔吐を誘発することがあり、避けた方がよいという考え方もあります。米国の研究では、下痢による脱水を防ぐ目的でジュースを与える場合は、白ぶどうのジュースやりんご果汁がよいとする報告もあります。
水分をとることで、のどの乾燥を防いで炎症の痛みをやわらげる効果もあります。食事についても、おかゆや雑炊など、水分の多いものを工夫しましょう。野菜スープなどはビタミン補給にも役立ち、風邪の時に効果的な食事といえます。
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