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おねしょに悩まないで! 第2回
おねしょの生活指導


「おこさず・あせらず・しからず」の3原則

 おねしょの治療にとって、生活指導はとても大切です。昔からの早寝・早起きの健康的な生活習慣を心がけましょう。そのうえで「おこさず、あせらず、しからず」の3原則を守ってください。

  • おこらず・あせらず・しからず」が大事 イメージおこさず
     夜間に起こすことはやめましょう。夜間に起こしてトイレで排尿させると、みかけ上は夜尿をしなくなりますが、実際には睡眠のリズムが乱れるため、抗利尿ホルモンの分泌が減って、ぐっしょり型の夜尿が固定してしまいます。また、しっかり膀胱にためる習慣ができず、かえっておねしょをこじらせてしまいます。

  • あせらず&しからず
     夜尿(おねしょ)は、心理的なストレスで悪くなることもあります。ストレスは、抗利尿ホルモンの分泌に影響して、ぐっしょり型の夜尿となることが多いようです。

 

その他の生活習慣について

  • 水分の飲み方に注意
     水分摂取リズムを意識しましょう。水分は朝と昼に多めに与えて、夕方以降は控えめに。汁物や果物も夕食時には避けましょう。また、どの時間帯でも、一気飲みはやめさせてください。ゴクゴクと飲む習慣があると、ついたくさん飲んでしまいます。

  • 排尿抑制訓練
     膀胱におしっこを溜められない排尿機能未熟型のおねしょには、おしっこのがまん訓練が効果あります。日中は、こころもち膀胱にためてからトイレに行かせましょう(無理にがまんさせる必要はありません)。

  • 冷え症状への対応
     冷えはおねしょを悪くします。寝る前にゆっくり入浴させ、ふとんをあたためておくといいでしょう。入浴剤なども効果があります。

 

宿泊行事があるときは?

 学校の合宿や修学旅行などは、集団生活を体験する貴重な機会です。たとえ毎晩のおねしょがあってもできる限り参加させたいものですね。
 先生や保育者、医師との連携を密にして子供の心を傷つけないよう配慮しましょう。

  • 最も治療効果のあった薬を用いる。
  • 他の子に知られないように、そっと夜間に起こして、トイレに行かせる。
  • 万一失敗していたら、他の子が起きる前に着替えさせてもらう。
  • 一晩に何回もおねしょをする場合は、他の子が寝てから保健室などに移してもらう。


次回は「おねしょ(夜尿症)の原因とタイプ・1」です。

2003年11月10日

監修:橋本 浩(はしもとこどもクリニック 院長)
プロフィール
 はしもとこどもクリニック(福井県敦賀市)院長。著書「お母さんのための小児科講座」(風美書房)など、小児の病気や育児、漢方医学などの医師向けあるいは一般向きの本のみならず、医療におけるコンピュータの利用に関する本や数学の本なども執筆。3児の父。京都市生まれ。
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