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Q)子どもが側彎症と診断されました。運動をさせないほうがよいですか?
A)質問をされた方のように、側彎症と子どもが診断されると、心配のあまり「運動をしてはだめ」と制限する親御さんを時々見かけます。しかし、運動をせずに背骨が曲がったの状態を続けていると、その周りの筋肉や靱帯までも硬くさせてしまいます。これでは、しなやかで力強い背骨の動きができなくなってしまいます。それだけでなく、運動不足は心肺機能を低下させたり、肥満を招いたりと、体全体の健康にとってよくありません。積極的に運動を奨励したいものです。特に、腹筋と背筋の強化は背骨にとって大いにプラスになります。
なお、手術後6カ月は運動は禁止されます。ただし、家で、腹筋と背筋を強くする運動は毎日させてください。
Q)側彎症は遺伝しますか?
A)側彎症は遺伝的な傾向がみられます。といっても、背の高い親からは背の高い子どもが生まれやすいというのと同じ程度で、心配するには及びません。重症の度合いも同様で、親が重症だから特に遺伝しやすいというわけではありません。女性の場合、どうしても出産のことが気になるものですが、そういう意味では安心して産んでよいといえます。まれにですが、背骨の変形が大きく、心臓や肺の機能が著しく衰えているときには、体力的に出産に耐えうるかという問題が生じるケースがあります。その場合は、医師とよく相談してください。
Q)子どもが装具をつけるのを嫌がるのですが…。
A)子どもに「つけないとダメ!」と頭ごなしに叱っていませんか? どんなに素晴らしい装具でも本人にとってはやはり窮屈で不自由なもの。そこを親としては理解し、まず親自身が焦らないことが大事です。そして、親御さんがこの病気をきちんと理解した上で、骨が成長している間は変形がどんどん進むこと、それをくい止めるには装具を着けることが有効であることなどを子どもにきちんと、わかりやすく説明するとよいでしょう。
子どもが理解を示したら、まずは夜、寝ている間だけ装具をつけるところからトライしてみましょう。大体、2〜3日で、装具をつけていることへの抵抗がなくなってきます。そうしたら、徐々に時間を長くしましょう。たとえば、学校から帰ってから家にいる間、休日は日中も、といった具合です。あわせて、着脱を自分でできるように練習をします。
装具をつけている間は、運動をしてはいけないようなイメージがあるかもしれませんが、これは全く逆です。むしろ、背骨を支える背筋や背筋を鍛える運動は積極的に行ってください。
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