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自分の病気についての
理解と自己管理が大切
糖尿病は一生付き合っていかなければならない病気ですが、きちんとインスリン療法や食事療法、運動療法に取り組み、血糖値をコントロールすれば、健康な人とほぼ同じような生活が送れます。逆に、これらの治療を怠ってしまうと、高血糖や低血糖になって生命に危険が及んだり、糖尿病(性)網膜症、糖尿病(性)腎症など眼や腎臓の合併症や、神経、循環器系の病気が早くから出てしまったりします。
そのため糖尿病では、子ども自身が自分の病気についてきちんと理解することが大切です。そして、自分でインスリン注射を打ち、毎日食事や間食(補食)の量に気をつけ、適度な運動を行っていく自己管理能力が必要とされます。自己管理の手段としては、自分で血糖値を測り、その数値を見ながらインスリン注射量、食事や運動の量を適切に加減することが重要です。比較的簡単に血糖値を測定できる器具がいろいろあり、機材費は健康保険でカバーできるので、ぜひその使用法に習熟してください。
成長期で、食べ盛り・遊びたい盛りなので、自己管理はとても大変なことのように思えますが、子どもは順応力があるので、自分の病気について理解し、習慣となってしまえば大丈夫です。家族の協力は欠かせませんが、患者さんを必要以上に甘やかさず、前向きに病気と付き合っていけるよう温かく見守るようにしましょう。幼稚園や学校の先生、友人など周囲の人に理解してもらい、連携を取ることも大切です。
患者会に参加しよう
また、糖尿病の子どもを集めて病気について理解させ、血糖自己測定やインスリン注射の打ち方などを教える1型糖尿病の子どものためのサマーキャンプや、小児糖尿病患者の会などに参加するとよいでしょう。同じ病気の仲間ができることで、「頑張っているのは自分だけではない」と励まされますし、情報交換の場としても有効です。通常、保護者同伴で参加するので、保護者の方にとっても得がたい学習の機会になります。
シックデイの対応
風邪などで高い熱が出た時、食あたりで下痢や嘔吐、腹痛などがある時、あるいは大ケガをした時などには、食事がとれない割には血糖値が高くなり、脱水症状や体内のミネラルの異常が起こりやすくなります。急性疾患のために起こるこのような状態をシックデイといいます。
シックデイの時は、食事が食べられないからといってインスリン注射を中止したり、糖質や水分、ミネラルの補給が不十分だったりすると、危険な状態を引き起こします。食事が普段の3分の1ぐらいしかとれなくても、インスリンは通常の2分の1ぐらいは必要といわれています。いずれにしても、シックデイのときは早めに主治医に相談してください。

★糖尿病患者でも、結婚も出産もできる!★
子どもの糖尿病の患者さんが成長した時、よく結婚や出産のことを心配する人がいますが、ほとんど問題ありません。ただし、結婚して食事やライフスタイルなどが変化してしまうと糖尿病が悪化する場合が多いので、結婚相手に病気のことをきちんと説明し、治療に協力してもらうことが大切です。また、妊娠中は糖尿病が悪化しやすくなるので、平素から良好なコントロールを保つように心がけ、事前に妊娠中の注意点などを主治医に相談しておきましょう。
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