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子供に多い1型糖尿病
糖尿病は成人の病気と思われがちですが、実は子どもの糖尿病患者も存在します。糖尿病は大きく分けて、1型糖尿病と2型糖尿病の2種類があります。日本人の糖尿病患者の約5%は1型糖尿病で、10〜15歳で発病する人が多く、幼児にも見られます。残りの約95%は2型糖尿病で、中高年で発病する人が多いのですが、最近、食生活の乱れなどが原因で、子ども(主に10代)にも2型の発病が増えています。
インスリンが不足して血糖が高くなる
そもそも糖尿病とは、どのような病気なのでしょうか?
人間は、食物として摂取した糖質を体内で分解してブドウ糖に変え、これをエネルギー源として生命活動を行っています。食事をして血糖(血液中のブドウ糖)が高くなると、膵臓からインスリンが分泌され、ブドウ糖が全身の細胞に取り込まれてエネルギー源として利用されるのを助けたり、余ったブドウ糖をグリコーゲンや脂肪に変えて肝臓や筋肉に貯蔵し、血中のブドウ糖を減らすと同時にエネルギー源の調整をしたりしています。
ところが、何らかの原因でインスリンが不足すると、ブドウ糖を細胞へ取り込むことができなくなり、細胞はエネルギー不足になってしまいます。一方、エネルギー源として利用できないため、血液中のブドウ糖の濃度が高い状態が続くと(高血糖)、体は余分なブドウ糖を尿に溶かして体外へ捨てようとします。しかし、高濃度のブドウ糖のままでは腎臓からの排泄がスムーズにいかないので、細胞内の水分が高血糖を薄めるのに使われます。そうすると、体内の水分が不足し、尿の量が増える、やたらと喉がかわく、などの症状が現れます。さらに、ブドウ糖の代わりに体内の皮下脂肪やたんぱく質が分解されてエネルギー源として使われるため、体重が減ったり、疲れやすくなったりするだけでなく、体内の新陳代謝が乱れ、組織や臓器の働きが異常になってきます。
1型糖尿病と2型糖尿病の発病の原因
1型糖尿病では、インスリンがまったく、あるいはほとんど分泌されません。これは、自己免疫異常(自分の体内にあるものを、異物とみなして攻撃してしまうこと)や、ウイルス感染などによって、インスリンを生産する膵臓のβ細胞が破壊されることが原因です。
一方、インスリンの分泌量が少なくなったり、インスリンの効きが悪くなったりする2型糖尿病は、遺伝的に糖尿病になりやすい体質の人に、過食や運動不足、ストレスなどの条件が加わることによって発病します。
糖尿病が悪化すると…
糖尿病を治療しないで放置すると、糖尿病(性)網膜症、糖尿病(性)腎症、糖尿病(性)神経障害など、さまざまな合併症を引き起こします。また、インスリンが不足すると、身長の伸びが止まるなど発育が阻害される恐れもあります。多飲多尿、ちゃんと食べているのに体重が減る、疲れやすい、などの症状がみられたら、早めに病院を受診することをおすすめします。
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