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アウトドアでのケガと病気、応急処置の方法は? 第3回
ねんざ、つき指、骨折…こんな時はどうしたらいい?


ねんざ、つき指の応急処置

 足元の悪い道を歩いていて足をひねったり、ボール遊びでつき指をしたりすることもアウトドアではよくあること。ねんざやつき指をした時は、まず水や氷で冷やします。水をためておく物がない時は、大きめのビニール袋を利用したり、濡れタオルや冷湿布を患部にあてたりするとよいでしょう。副え木がなければ割り箸、ボールペン、ボール紙、雑誌などを代用して患部にあて、包帯やタオルで固定します。つき指の時は、ボールを握った状態で固定してもOK。川の水がきれいなら、固定した状態でしばらく川の中に患部をつけておいてもいいでしょう。痛みが激しい時や腫れがひかない時は、なるべく早めに病院へ連れていきます。

 

骨折の時の応急処置

骨折の可能性がある時は… イメージ 外から見て変形していたり、痛みや腫れが激しくいつまでも泣き続けていたりするような場合は、骨折の可能性があります。板や棒、傘、雑誌、新聞紙、段ボールなど、身近なものでかまいませんので副え木になるものをあてておきます。この時注意したいのが、患部の上下の関節に届く程の長さと幅が必要ということ。ふにゃふにゃと曲がってしまうようなものは副え木に向きません。
 これを手近な布やタオル、包帯などで2カ所程しっかりと固定します。そして患部を水や氷で冷やしながら、すぐに病院へ。
出血や傷がある時は、こちらの手当ても忘れずに。汚れた部分をよく洗い流し、消毒薬をつけてガーゼをあててから副え木をする、という手順になります。

 

コラム

★アウトドアでの注意〜山で困った!★

 山の中を歩いていると、さまざまな動植物に触れる機会が多いもの。ふと気づくと腕がかぶれている、というようなこともよくあります。かぶれを見つけたら、石鹸をつけて患部を丁寧に洗い、さらに水で十分に洗い流します。その後、水や氷で冷やしておくとかゆみがやわらぎます。かいてしまうとかぶれが広がる場合もありますので、持っていればかゆみ止めの薬を塗っておくとなおベター。
 また山はヘビの住処でもあります。マムシやハブなど頭が三角形の毒ヘビには要注意。かまれると命に関わることもあります。万一かまれてしまった時は、安静にして動きを制限し、毒が回るのを防ぐために患部を心臓より低い位置に保ち、石鹸と水で洗い流します。患部には、清潔な冷湿布か清潔な湿った布をあてがいます。前もって救急医療施設に電話で連絡し、到着するまでに血清を用意してもらって、着いたら直ぐに処置をしてもらいます。
 ムカデやクモ、ハチなどに刺された時も、傷口から毒を吸いとります。その際、虫の針が皮膚に残っていないかよく確かめ、残っている場合は毛抜きで抜き取ります。毒を吸いとったら患部をきれいに洗って冷やしながら病院へ行きましょう。


次回は「頭やおなかを打った…こんな時はどうしたらいい?」です。

2003年7月22日

監修:小林 靖幸(小林医院 院長)
プロフィール
 小林医院は、地域医療に力を入れ、小児科のみならず、一般内科、専門医による消化器外来、循環器外来を設けている。また、最新の機器による疾患の早期発見に努めており、検査データは患者さんに開示されている。病後児保育あり。

小林医院ホームページ
  http://www6.ocn.ne.jp/~kobayasi/

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