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子どものおちんちん、これで大丈夫? 第2回
手術しないで包茎を治す方法は?

最善のケアは清潔を保つこと

最善のケアは清潔を保つこと イメージ 子どもの包茎の大多数は、特に治療をしなくても成長するにつれて自然に治ります。しかし、包茎だと亀頭や包茎口に尿がついてかぶれたり、恥垢がたまりやすくなります。不潔にしておくと、亀頭が炎症をおこして赤く腫れあがり、膿が出たりする亀頭包皮炎などをおこすこともあります。
 何度も亀頭包皮炎を繰り返す場合は手術も検討しますが、包茎のケアの基本は、お風呂に入った時に、包皮口やおちんちん全体を石けんで優しく洗って恥垢をためないようにすることです。
 ただし、恥垢は包皮と亀頭の表面の粘膜との間に入り込んで、包皮をはがす働きを持っています。そのため、恥垢を完全に取り除こうとゴシゴシ洗うのは禁物です。また、包皮が指で簡単にずり下げられる場合は亀頭や包皮の内側もよく洗いますが、できない場合は無理にめくろうとしないで、シャワーを包皮口の方に向けてそっと洗い流しましょう。

 入浴の時などに、包皮を指で根元の方にずり下げて元に戻すことを毎日繰り返していると亀頭が露出しやすくなる、ともいわれています。しかし、これは、亀頭の粘膜を傷つけたり、かんとん包茎(包皮口が狭くて亀頭や亀頭の冠状溝に引っかかってしまい、元に戻らなくなること)になったりする恐れがありますので、やめた方がいいでしょう。かんとん包茎になってしまうと、包皮口で締め付けられている所から先の部分が壊死してしまう場合もあり、そうなると緊急手術が必要です。

 

鉗子を使って包皮口を拡張

 泌尿器科などでは、包皮口が狭く、なかなか広がってこない場合、ペアン鉗子というハサミのような器具を使って包皮口を広げる治療法をおこなっています。これは、包皮口にペアン鉗子を2、3mm差し込み、中で数秒広げてすぐ抜き取る、というものです。この方法は特に痛みはなく、何度かおこなっているうちに徐々に包皮口が広がってきます。
 ただし、「手術の方が安全確実」「そこまでしなくても自然に治る」という意見のお医者さんも少なくなく、実施しているのは一部の病・医院のようです。

(ライター 望月 芳子)

次回は「こういう場合は手術が必要」です。

2002年1月15日

監修:橋本 浩(はしもとこどもクリニック 院長)
プロフィール
 はしもとこどもクリニック(福井県敦賀市)院長。著書「お母さんのための小児科講座」(風美書房)など、小児の病気や育児、漢方医学などの医師向けあるいは一般向きの本のみならず、医療におけるコンピュータの利用に関する本や数学の本なども執筆。3児の父。京都市生まれ。
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