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子どものおちんちん、これで大丈夫? 第1回
子どもの包茎、何か困ることはあるの?


うちの子、包茎って言われたけど?

 検診などで、自分の子どもが「包茎です」と言われた経験を持つ男の子のお母さんは多いでしょう。そう言われても、異性である男の子のことはよくわからない。お父さんに聞くと「放っておいてもたぶん大丈夫だろう」と言うけれど、なんだか心配です。
 「オシッコの出方がおかしいような気もするけど、包茎って病気なの? ホントに放っておいてもいいの?」など、いろいろな疑問がわいてきます。悩んだ末に、病・医院で子どもを診てもらう人も多いようです。そんなお母さん、お父さんのために、子どもの包茎やおちんちんの悩みについてまとめてみました。


子どもの包茎は病気ではない

子どもの包茎は病気ではない イメージ 包茎とは、包皮が亀頭をすっぽりと覆っている状態で、先端の部分をを包皮口といい、その下におしっこが出る尿道口があります。包茎のうち、包皮を指でずらそうとしてもめくることができなくて亀頭が出ないものを真性包茎といいます。これに対して、普段は亀頭が包皮に覆われているけれど、包皮をずらすと亀頭が完全に露出する状態を仮性包茎といいます。

 生まれたばかりの男の赤ちゃんはほぼ100%が真性包茎です。この時期は亀頭と包皮の内側の内板がくっついて一枚になっているため、包皮をむくことができないのです。成長するにつれて2枚に分離して自然に包皮がめくれるようになり、3歳児では真性包茎は約30%に減るという統計が発表されています。大人になると亀頭が露出している人が多くなりますが、日本人の成人男性の場合、仮性包茎の人も30〜40%いるといわれています。大人になっても真性包茎の場合は治療の対象になりますが、子どもの場合は真性包茎も仮性包茎も病気ではない、と考えられています。おちんちんが小さく見えたり、おしっこが真っ直ぐ飛ばなかったりすることはありますが、大抵は、大きくなるに従ってそういうことがなくなってくるので、特に心配はいりません。

 ただし、包茎は亀頭と包皮の間に恥垢(ちこう)という垢がたまりやすく、不潔にしておくと、おちんちんがかぶれたり、膿がでたりする亀頭包皮炎などになる恐れがあります。また、大人の場合、「包茎だとガンになりやすい」といわれるのは、包茎だということより、恥垢をためることによってガンが発生しやすいからです。そのため、包皮口やおちんちん全体の清潔を保つようにしましょう。

(ライター 望月 芳子)

次回は「家庭でできる包茎のケアについて」です。

2002年1月7日

監修:橋本 浩(はしもとこどもクリニック 院長)
プロフィール
 はしもとこどもクリニック(福井県敦賀市)院長。著書「お母さんのための小児科講座」(風美書房)など、小児の病気や育児、漢方医学などの医師向けあるいは一般向きの本のみならず、医療におけるコンピュータの利用に関する本や数学の本なども執筆。3児の父。京都市生まれ。
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